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「サービスの本質とは」

『ありがとうございました』 当院に来院され、治療を受けて頂いた患者様が私に言ってくださる最後の言葉がこの一言です。
当院は良い患者様に恵まれているなと思う反面、時折治療代金を頂いているため治療やサービスをさせていただくのは当たり前なのにそれでもお礼の言葉を頂けるのは不思議だなと思うことがありました。

私事ですが、最近ゴルフの練習に励んでおります。
もう何年も前になりますが、ゴルフにはまった時期があり、自己流で練習したせいか猛練習したにも関わらず、全く上達できず挫折した経験がありました。
その為、ゴルフに関しての負い目というかコンプレックスがあり、ゴルフを避けていたのです。
しかし、あるきっかけでまたゴルフを始める機会が出来、今度こそは…という思いでレッスンに通うことにしたのです。
そこで出会ったコーチは私に合っていたのか上達に兆しがみえてきました。
そのコーチが私の心につかえていたコンプレックスを取り除き希望を持たせてくれたのです。
まさしくそのコーチは私の救世主だったのです。

冷静に考えれば、レッスン料を払っているので教えてもらうのが当たり前なのですが、私は心底そのコーチを信頼し感謝し、レッスン後に心から「ありがとうございました」と言っていたのです。

このことより、ふと感謝の言葉とはどんな時に使うのかと考えたとき、それは自分の為に何かをしてもらえた時、その人の一生懸命な気持ちが伝わった時ではないかと思ったのです。
当院に来院された患者様の『ありがとうございました』という感謝の言葉も同じことを意味するのではないかと思います。

人それぞれ思いや期待感は様々だとは思いますが、皆自分を綺麗にしてくれる病院を求め、その期待や要望にそえた結果を出せること、又何か心へ通じるものを伝えられた時初めてサービスといえるのかもしれません。

サービスの本質とはお客様に感謝の気持ちを持っていただく事が出来るかにあるのだと思います。最近では世間のサービス業も色々なサービスの向上を考えるようですが、そのさきに感謝の気持ちを持たれてこそはじめてそのお客様にとって良いサービスを与える事が出来るのだと思います。

少しでも多くの患者様にこの病院でよかったと感謝して頂けるよう頑張っていきたいと思っております。