最近「スパイダーマン3」という映画を見ました。
これはキレイで純粋な心を持つ主人公が、周りからの悪意をきっかけに自分の中の悪意にも目覚めてしまい、
それと葛藤する人間模様が描かれていました。
私は非常に良いタイミングでこの映画を見たと思いました。
実は最近、仕事をするなかでさまざまな試練に遭遇する機会がありました。
それは見えない相手からの悪質な嫌がらせ、仕事を依頼する業者の無責任な行動でした。
私の中で「なんとか相手をこらしめたい」、というマイナスの感情が沸き始めたのです。
人は誰しも、人を愛したり、人の役にたちたいという「キレイな心」と憎しみや憎悪という「マイナスの心」を持ち合わせていると思います。 キレイな心の部分でがんばっていても、周囲の悪意をきっかけに自分の中のマイナス感情が表に出てくるのです。
このマイナス感情は自分でも気のつかない間に大きくなってしまいます。
又、そういった感情に身をゆだねている時は意外と心地良かったりもしてしまいます。こういう場合、誰でもこう思うはずです。「自分は悪くない、相手が先に悪い事をしたのだから」と。そして自分もその中に入り込んでしまうのではないでしょうか?
結局、周りから見ればどっちもどっちという事になってしまいます。
そんな気持ちでいた私は、この映画を見て改めて考える機会を得ました。
常日頃から、私がこのコラムを通してスタッフなどに伝えたい“思い”を、
自分自身が見失いそうになっていたのです。
こんな経験は誰しもあるのではないでしょうか?
人生は反省の連続ですね。
憎しみや憎悪からは何も生まれません。
相手の悪意に対し、聞き流す強さ、許せる強さを持たなくてはいけません。
マイナスな心よりもプラスの心のほうが何倍もすばらしいという事を常に自覚する必要があります。
これらを実行するには強い心が必要です。 強い心を持つ為には、それが自分の幸せに結びつくと信じる事だと思います。
まだまだ未熟な35歳ではありますが精一杯頑張っていこうと思っております。