自力で二重になる方法はある?気になる噂と注意点について解説!
2024.09.20
2024.11.20
お目元
日本人で生まれつき二重の人の割合はおおよそ30%と言われており、一重から二重にしたいとお悩みの方は数多くいらっしゃいます。今回は様々な二重にする方法をご紹介します。
目次
一重と二重の仕組みについて
まず初めに、一重と二重の仕組み・構造についてご説明いたします。二重を作るためには瞼の仕組みやどのようにして二重ができるのかを理解しておくことが重要です。
一重の仕組み
一重の方の場合、瞼板(A)が引っ張られると皮膚は②の方向へ垂れ下がってしまうため、黒目があまり見えていない状態となります。
黒目があまり見えていなかったり目の開きが悪いと、お顔全体の印象も暗いイメージになりやすくなります。また、瞼の皮膚が②の方向へ垂れ下がるため、まつ毛も下向きになりやすいです。
二重の仕組み
二重の方の場合、枝別れした眼瞼挙筋が皮膚の方まで伸びています。眼瞼挙筋(B)が瞼板(A)を引っ張って目を開こうとする時に、枝分かれした眼瞼挙筋が皮膚を引き込むことで、折り重なりができて二重になります。
この時、Cの地点(瞼縁)が上に持ち上がることでまつ毛も持ち上がり、黒目も大きく見えます。
つまり、一重の方と二重の方の違いは眼瞼挙筋が枝分かれして皮膚まで伸びているかどうかです。
こちらのページでも目元の構造を詳しく解説しております。
自力で戻らない二重にできる?
続いて、よくネットやSNSで紹介されている自力で二重になる方法について解説していきます。
二重になるマッサージ
ネット上では自力で二重になる方法として目の周りのマッサージがよく紹介されています。
マッサージは目の周りのむくみや目の疲れを取ることができ、一時的に目の開きが改善されたように感じるかもしれませんが、一重を二重にすることはできません。前述した通り、一重と二重の違いは瞼の仕組みの違いによるものですので、マッサージによって二重瞼を作ることはできません。
また、誤った方法で行うと目元周辺の筋肉・神経や眼球を痛めてしまう可能性がありますのでご注意ください。
目の筋肉を鍛える
瞬をしたり目をぐるぐると回すことで目の周りの筋肉を鍛え二重になるという方法も、二重マッサージと同様です。
目元のむくみが解消されて一時的に目周りがスッキリして見えるかもしれませんが、二重の特徴である眼瞼挙筋の枝分かれは目の周りの筋肉を鍛えても変わることはありません。
二重の癖付け
寝ている間に使用して二重の癖付けをする二重のりや二重テープなどの商品も数多く販売されています。二重の癖付けアイテムでも二重のしくみを作れることはないため、一重の方が二重になることはありません。
いずれの方法も、元々二重の仕組みのある方で、瞼が厚いために一重に見える方であれば、むくみを改善したり折シワの癖をつけることで二重が安定する可能性はありますが、一重と二重の違いは瞼の中の作りの違いですので、一重の方が自力で二重を作ることは難しいでしょう。
二重メイク
二重にするメイクには二重のり(アイプチ)やアイテープがあり、など様々な種類があります。
メイクですので落とすと元のお目元に戻ってしまいますが、理想の形や幅の二重を作ることができます。
二重のり(アイプチ)
二重のりはアイプチとも呼ばれ、”接着式”と”被膜式”の2種類があります。
接着式は二重ラインを作りたいところに接着式の二重のりを塗り、乾かした後、”プッシャー”という専用のスティックで皮膚を内側に折り畳むことで二重ラインを作ります。最もメジャーな二重メイクですが、慣れるまでは難しく目を閉じた時に不自然に見えてしまうことがあります。
被膜式は二重ラインを作りたい部分の下に塗ることで膜を作り、膜が二重のりを塗っていない部分に食い込むことで二重ラインを作ります。皮膚どうしを接着しないため目を閉じても自然に見えますが、瞼の厚い人は二重を作りにくいというデメリットがあります。
アイテープ
アイテープは二重ラインを作りたい部分の下に貼ることで二重を作ります。瞼の厚い方でも二重にでき、二重のりのように乾かす時間がかかりませんが、アイシャドウで綺麗に隠さなければバレやすいです。絆創膏を小さく切って代用する方もいます。
様々な二重メイクの商品がありますが、いずれも瞼の皮膚が伸びてたるんでしまったり、かぶれてしまう可能性があります。二重メイククレンジングで確実に落とすこと、保湿をすること、異常を感じたらすぐに使用を辞めること、連日の使用はできる限りは控えることをおすすめします。
美容整形
美容整形は二重メイクに比べてお金はかかりますが、自然で理想の二重を作ることができます。
二重にする美容整形には”二重埋没法”と”二重切開法”があり、下記のような違いがあります。
料金を抑え、短いダウンタイムで二重にしたい方は二重埋没法をおすすめしますが、二重埋没法は糸が緩むと二重が取れてしまします。半永久的に二重にしたい方には二重切開法をおすすめします。
二重埋没法
二重埋没法は二重にしたいところに糸をかけて二重の仕組みを作る施術です。比較的安くダウンタイムが短いため、お休みを長く取れない方や美容整形を初めて受ける方に人気の施術です。
二重埋没法についての詳細はこちら
施術時間は15~30分程度、ダウンタイムは2週間とお身体の負担が比較的少ないですが、糸が緩むと元に戻ってしまうという特徴があります。いつ糸が緩んでしまうかは個人差があり、10年、20年と持続する方もいれば、数年で取れてしまう方もいらっしゃいます。
二重埋没法のダウンタイムについてこちらのページでも解説しております。
二重切開法
二重切開法は皮膚を切開し、内部組織を処理することで二重の仕組みを作り出す施術です。施術術時間は約60分~90分、ダウンタイムは約3ヵ月と比較的長くはなりますが、二重埋没法ほど元に戻る心配がなく、半永久的な二重を作ることができます。
二重切開法についての詳細はこちら
二重埋没法の症例写真
二重埋没法の症例写真①
二重埋没法の症例写真②
二重切開法の症例写真
二重切開法の症例写真①
二重切開法の症例写真②
二重埋没法についてよくある質問
Q. アイプチで瞼がかぶれているのですが、施術は受けられますか?
A. 施術自体は問題なく行えますが、かぶれている皮膚は皮膚の折り返しがうまくできず、シミュレーションが正確に行えない場合がございます。そのため、施術後に誤差が出る可能性があります。 かぶれを治していただくのが一番良いのですが、アイプチをしない期間が必要となります。アイプチなしで過ごすことは難しいとのお声も多くいただきますので、誤差の可能性を了承いただいてご手術をしております。 強いかぶれで大きな誤差が出そうか、少しのかぶれであまり誤差が出なさそうかの判断もカウンセリングでさせていただいておりますので、ご安心してカウンセリングにお越しください。
Q. 埋没法が取れやすい目というのはありますか?
A. 骨格に合わない極端に広い二重を作った場合や、よく目をこする方、瞼が窪んでいる方、瞼が厚い方、眼瞼下垂の方は取れやすい傾向にあります。
Q. 埋没法は何回やっても良いのですか?
A. 厳密な規定はありませんが、瞼への負担を考えると埋没法2点留めの場合は、3回までを推奨しております。また何度も埋没法が取れてしまう方の場合、最終的に二重切開法を受けられる方が多いです。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
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監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医