二重切開法のダウンタイムについて症状期間とよくある質問を解説
2024.09.24
2024.09.24
お目元
二重切開法は半永久的な二重を作ることができ、埋没法で後戻りにお悩みの方やくっきりとした二重ラインを作りたい方におすすめの二重整形施術です。
文字通り切開を伴う施術のため、ダウンタイムや術後の経過ついて気になる方やご不安に感じられている方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、当院に寄せられたご質問とともに二重切開法のダウンタイムについて解説していきます。
目次
二重切開法とは
二重切開法は皮膚を切開し、内部の組織を適切に処理して癒着させることで、半永久的に取れない二重を作り出す施術です。埋没法に比べ安定した二重ラインの維持ができる一方、ダウンタイムが長くなります。
二重切開法についての詳細はこちらをご覧ください
二重切開法の術後の経過写真
こちらは二重切開法を受けられた患者様の術後の経過写真です。
術後1週間は腫れのピークです。術後5日~7日で抜糸を行うのですが、それまではかなり強く腫れます。抜糸後徐々に治まっていきます。
術後1ヶ月で傷口の状態はかなり落ち着いてきますが、まだ二重がぷっくりと腫れぼったい印象です。
術後3カ月で腫れや赤みはほぼ落ち着きますが、薄い赤みも完全に落ち着くまでは半年~1年程度かかります。
二重切開法のダウンタイムの症状と期間
二重切開法のダウンタイムは約3カ月です。
ダウンタイムの症状と期間には個人差がありますが、下記を目安にしてください。
【強い腫れ】1~2週間。ピークは1週間で抜糸後から徐々に治まっていきます。
※術後1ヶ月程度は腫れぼったい状態が続きます。3カ月かけて徐々に治まります。
【内出血】1~2週間で徐々に消失していきます。
【赤み】3ヵ月程度でほぼ治まります。薄い赤みは半年から1年ほどで徐々に目立たなくなります。
【痛み】施術後1~2日はジンジンとした痛みがありますが4~5日かけて治まります。
腫れや内出血には左右差が出る場合もございます。ダウンタイム中はとても不安になるかもしれませんが、完成まで3カ月はお待ちください。
当院では術後5日~7日の抜糸、1ヶ月検診、3カ月検診にご来院いただいておりますが、その他にもダウンタイム中のご不安なこと、ご心配なことなどがあれば無料で何度でも検診を受けることができます。
カウンセリングは無料です。
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術後の処方
当院では下記のお薬を処方しています。
・目薬(アズレン)
抜糸まで1日4回点眼します。炎症や痛み、痒みを抑制します。
・軟膏(ワセリン)
傷口に塗り保湿します。傷口の湿潤を保つことで治癒を早めます。
・痛み止めの内服薬
痛みがある際に服用します。炎症による痛みや腫れを和らげる効果があります。
・抗生物質の内服薬
感染症の原因を防ぐ菌を殺すペニシリン系の抗生物質です。
施術当日・術後に用意しておくといいもの
・帽子やサングラス
術後5~7日目の抜糸までは瞼に縫合した糸が付いている状態です。目立ちますのでお目元を隠せるような帽子やサングラスがあると安心です。また創部に紫外線を受けすぎると色素沈着の恐れがあるため、紫外線予防のためにも術後しばらくは使用をおすすめします。
・保冷剤と清潔なガーゼ(タオル)
術後は瞼を小まめに冷やすことが大切ですので必ず用意しておきましょう。冷やした後は軟膏を塗り直しましょう。
・綿棒
処方される軟膏を塗る際に使用します。
・清浄綿
ドラッグストアなどで販売されている目元用の清浄綿です。一包ずつ濡れたコットンが密封されているため衛生的です。必須ではありませんが血がにじんで気になる方は清浄綿で創部を擦らないように優しく抑えてください。清浄綿の使用後は軟膏を塗り直しましょう。
・高めの枕
こちらも必須ではありませんが、就寝時に高めの枕を使用すると腫れやむくみを比較的抑えることができます。いつもの枕の下にタオルを挟むことでも高さを調節できます。
ダウンタイムの過ごし方と注意点
できるだけ早く腫れを治め、創部を綺麗に治すためにも以下の注意点に気を付けていただき安静にして過ごしましょう。
正しく冷やす
清潔なガーゼやタオルに包んだ保冷剤で瞼全体を冷やします。冷やし過ぎも良くありませんので、片目づつ1回3~5分程度を1日数回冷やします。冷えピタを額に貼ることに効果はあるのかというご質問をいただくことがございますが、額を冷やしても効果はありませんので、瞼全体を優しく冷やすようにしてください。
血行の良くなる行為を避ける
飲酒、運動、サウナや長時間の浴槽入浴など血行の良くなる行為は腫れや内出血を長引かせてしまいますので、少なくとも抜糸までは控えてください。
紫外線に注意する
創部が紫外線を受けすぎてしまうと色素沈着になる恐れがありますので、サングラスや日傘などで紫外線対策をしてください。
創部を乾燥させない
傷跡を綺麗に治すため、処方される軟膏(ワセリン)は小まめに塗り直してください。瞼を冷やした後など、軟膏が取れてしまったら都度塗り直していただくことをおすすめします。
喫煙を控える
タバコは血行を悪くするため、創部の回復が進まずダウンタイムが長引く可能性があります。
○○は術後いつからOK?よくあるご質問
洗顔はいつからできますか?
水(またはお湯)での洗顔は翌日から可能です。抜糸の翌日から石鹸を用いた洗顔が可能です。
※抜糸は術後5日目に行います
お風呂はいつから入れますか?
当日からシャワー浴が可能です。浴槽入浴は抜糸の翌日から可能です。
創部は擦らないように気を付けてください。
※抜糸は術後5日目に行います
メイクはいつからできますか?
アイメイクは抜糸の翌々日から可能です。※抜糸は術後5日目に行います
お目元以外のメイクは当日から可能ですが、洗顔が可能になるまではふき取りタイプのメイク落としなどを使用してください。
コンタクトはいつから使用できますか?
コンタクトレンズは抜糸の翌日から使用可能です。
※抜糸は術後5日目に行います
お酒はいつから飲んでいいですか?
少なくとも1週間程度、強い腫れがある間は控えていただくことをおすすめします。
飲酒すると血行が促進されるため、腫れの程度が強くなったり長引いてしまう可能性があります。
まつ毛エクステやまつ毛パーマはいつからできますか?
創部の安静が必要ですので1ヶ月はお控えください。サロン様によって規定を設けている場合がございますのでサロン様にもご確認ください。
運動はいつからできますか?
抜糸の翌日から可能ですが軽い運動から徐々に行ってください。※抜糸は術後5日目に行います
血行が良くなると腫れの程度が悪化したり長引いたりする可能性がありますので、強い腫れが出ている間は激しい運動は控えていただくことをおすすめします。
部分切開と全切開の違い
二重切開法には小さく切開する”部分切開法”と目頭側から目尻側まで切開する”全切開法”という術式があります。
当院では以下の理由から全切開法のみで施術を行っております。
全切開法のメリット
①綺麗な二重ラインを作ることができる
全切開は目頭から目尻までしっかりと二重の仕組みを作り、綺麗な二重ラインを作ることができます。部分切開の場合、目頭側や目尻側の内部処理が不十分になり、二重のラインがしっかり出ない場合があります。
②後戻りの可能性が部分切開より少ない
瞼の内部組織を適切に処理しなければ後戻りの可能性があります。全切開であれば手術時の視野が広いため確実に処理できますが、部分切開だと狭い視野で行うため内部処理が不十分になりやすいです。
③ダウンタイムが短い
出血時に止血をしっかりと行わなければ腫れや内出血が強く出てしまいます。
部分切開の方が傷が小さいためダウンタイムが短いという印象を持つ方が多いですが、小さい切開部分では視野が狭いため止血が不十分になり、全切開よりも腫れや内出血が強く出てしまう可能性があります。
全切開でも、適切な施術を受け、術後の保湿や日焼け対策を行えば、傷跡はほぼ分からないくらいに綺麗に治りますので、部分切開の”傷が小さい”というメリットはそれほど大きくないと言えます。
水の森の二重全切開法の症例写真
二重切開法の症例写真①
二重切開法の症例写真②
二重切開法の症例写真③
当院の二重切開法の症例はこちら
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2024.09.24
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お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医