二重切開法のよくある失敗例とは?修正・やり直しについても解説
2023.11.24
2024.11.20
お目元
二重切開法は、半永久的な二重を作ることができる二重整形です。埋没法は掛け直しや後戻りした際にやり直しが可能ですが、切開法でもやり直しが可能なのか?について解説いたします。
目次
二重切開法の修正(やり直し)について
二重切開法を行った後、失敗や理想の仕上がりにならなかった場合に、修正や元に戻したいとご希望の患者様がいらっしゃいます。二重切開の修正・やり直しは不可能ではありませんが、厳密には難しいものや患者様にとってよりご負担となるケースがあるため注意が必要です。
修正・やり直しにはどのようなパターンがあるのか詳しくご紹介していきます。
二重切開後の修正(やり直し)で多いパターン
二重切開を行った後に修正・やり直しをご希望される方の中で、比較的多いパターンをいくつかご紹介いたします。
切開法を行った二重を元に戻したい
まず、二重切開を行ったがやはり元の目元・まぶたに戻したいというパターンです。理想の二重ラインでなかったり、一重に戻したいというケースであります。
そもそも、二重切開法のメリットとして切開を行ってまぶたの内部組織を癒着させることで、強固な二重を作れる点が挙げられます。一度切開法で作った二重を元に戻すには、再度切開を伴う手術が必要になってきます。
また、修正手術を行ったからといって確実に元通りにできる訳でもないため、修正にもリスクがあります。
切開法で作った二重幅を広くしたい
最初に二重切開法で作った二重幅を、さらに広くしたいというパターンです。
この場合、幅を広くすること自体は可能です。しかし、まぶたを広くすることは瞳の見える範囲が狭まったり、眠そうな目やハム目になる可能性もあるため、必ず医師に相談・シミュレーションなどを行って、慎重に検討をしましょう。
切開法で作った二重幅を狭くしたい
こちらは反対に二重幅をさらに狭くしたい、広く作りすぎてしまったので狭く修正したいというパターンです。
結論、切開法で作った二重の幅を狭めるのは基本的に困難です。クリニックによっては、脂肪移植や皮膚切除などで対応しているケースもありますが、実際には、まぶたや皮膚の状態に大きく左右されるため、理想の幅に確実に修正することは難しいと言えるでしょう。
※当院では、二重幅を狭くする修正は対応しておりません。
切開法で作った二重が取れてしまった(後戻りした)
内部組織を整え癒着させる内部処理を確実に行っていれば術後に取れる可能性は低いですが、内部処理をきちんと施せていないと、皮下処理や縫合が甘くなり元に戻ってしまう場合がございます。
二重切開法の修正(やり直し)方法
先ほども少し触れましたが、二重切開法の修正・やり直しについては、再度切開を伴う手術を行って元の状態や幅を広げるなど修正を行います。
同じ部分を再度切開し直すため、当然まぶたや皮膚にダメージや負担が掛かってくるため、ダウンタイムの長期化や外出がしにくい期間が増えてしまうことなど、あらかじめ注意が必要です。
二重切開法の修正する際のタイミング
二重切開法の手術後に修正を行いたい場合、基本的にはまず二重切開自体のダウンタイムが終わり患部の状態が落ち着いてからになります。
一般的に、二重切開法のダウンタイムは約3ヶ月ほどのためその期間は修正を行えません。ダウンタイムを終え、医師による診察の結果手術が可能と判断されれば修正を行うことができます。
また、修正を行った後も同様に数ヶ月のダウンタイムが生じることも考慮しておきましょう。
二重切開法を成功させるポイント
理想は1度の手術で、理想の二重を作ることだと言えます。そこで、二重切開法を成功させるために押さえておきたいポイントをご紹介いたします。
不自然な二重幅で作らない
アイプチやメイクした状態を基準として二重幅を作ると、スッピンになった時やメイクの雰囲気を変えた時に不自然な印象になるケースがあります。そのため元々の骨格や目元の状態に合った二重ラインをおすすめします。
カウンセリングの時点で医師から最適な二重ラインの提案や丁寧なシミュレーションが行われていれば、防ぐことができるとも言えます。
知識を十分持った医師が対応しているか
医師が二重の仕組みや目もとの構造などを十分に理解しているかもポイントです。
目もとの解剖図やイラストなどを用いて、どのように二重ができるのか?一重と二重の仕組みの違いなどを詳しく解説してくれる医師は、十分にその仕組みを理解していると言えるでしょう。
医師の担当した症例写真を確認する
カウンセリングのみで決めるのではなく、クリニックのホームページやSNSなどでその医師が担当した症例写真も確認しましょう。
ご自身の理想や症状を改善してくれるような、綺麗な仕上がりになっているか?症例数は豊富か?など実際の症例を見ることで医師やクリニック全体の技術が把握できます。
水の森美容クリニックの二重切開法について
当院の二重切開法についてご紹介いたします。
当院の二重切開法は、二重全切開法の1種類のみで行っております。部分切開法など行うクリニック様もありますが、当院は以下の理由から全切開法のみご提供しております。
当院の二重全切開法については、動画でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
二重のラインが綺麗に出やすい
上図は、全切開法と部分切開法の切開範囲の違いです。
全切開法は、まぶたを目頭から目尻側まで全体的に切開するのに対して、部分切開は、一部分だけをわずかに切開します。術後の傷跡を考えると部分切開の方が良さそうに見えますが、部分切開の場合、目頭から目尻まで二重のラインがしっかり作れないリスクがあるため、当院では全切開でまぶた全体でしっかり二重ラインを作っていきます。
後戻りを防ぐ
後戻りを防ぐためには、内部処理が重要です。
内部処理とは瞼板前組織を綺麗に処理し、瞼板・腱膜・眼輪筋を適切に癒着させる手術工程のことです。
この工程が丁寧に行われていないと、二重が取れてしまう原因になります。部分切開では、切開範囲が限られるため、医師の視界も限られてしまうため内部処理がしっかりと行えない可能性が高くなります。
術後の腫れを抑える
部分切開では、施術の際に医師の視野が狭くなり、止血処置も不十分になる可能性があります。そのため、全切開よりも腫れや内出血が強く出てしまうリスクもあります。
そのため、せっかく切開したのに後戻りの可能性や仕事復帰が遅くなる可能性もあります。
全切開の場合、医師の視野が確保しやすく確実に処理ができ、最終的には傷跡もほぼバレないほど綺麗になります。そのため、「部分切開は傷が短い」という点もメリットとは言い切れなくなります。
当院の二重全切開法については、ホームページでも詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください!
水の森美容クリニックの二重全切開法の症例写真
二重切開法についてよくある質問
Q. 切開法で作った二重を狭めることはできますか?
A. 方法としては脂肪移植や皮膚切除法などがございますが、患者様のまぶたの状態にも大きく依存するため切開法で幅を狭めるのは基本的に困難です。
Q. 切開法で作った二重を広げる事はできますか?
A. 広くすることは問題なく行えます。
Q. 切開法ならどんな二重でもつくれますか?
A. 一般に、狭い幅で二重を作ると末広型、広い幅で作ると平行型になります。そして、二重ラインの1点が決まれば自然にラインがその横に広がり、全体のラインが決まります。 つまり、個人個人で作れる二重の形は決まっています。 当院では自然にできるライン上での切開を推奨しております。あまりに限度を越した幅の広い二重を無理やり作った場合、一般的には不自然に見えたり、場合によっては目の開きが悪くなる可能性があるため、その様な場合は適切にアドバイスをさせて頂いております。 カウンセリングにてご相談ください。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2023.11.24
2024.11.20
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医