目頭切開で不自然な目元になる原因や修正方法、不自然にならないポイントとは
2022.08.21
2024.08.21
お目元
目頭切開は、目頭に被さるように覆っている「蒙古ひだ」と呼ばれる皮膚を切除し、目頭の内側にある涙丘(ピンク色の部分)を見せ、目を横に大きく見せる施術です。
離れ目の改善や目元が大人っぽい印象に近づいたりという効果があります。その一方で、「不自然な仕上がりになってしまった」、「明らかにおかしい」といった仕上がりになってしまったという事例も耳にします。
今回は、目頭切開で不自然な仕上がりになってしまう原因や防ぐためのポイントをご紹介いたします。
目次
明らかにおかしい不自然な仕上がりに…患者様からのお悩み相談
今回の患者様のお悩みは、目頭切開をしたが明らかに不自然な仕上がりになってしまった、ということですね。
確かに、目頭切開は張っている蒙古ひだを取り除いて目頭のピンク色の涙丘をしっかりと見せ、目を横方向に大きくする手術です。
しかし、今回の患者様のように不自然な仕上がりになってしまう原因には、他の要因や目元、そしてお顔全体の状態やバランスの確認が不十分だった可能性があります。
以下、目頭切開で仕上がりが不自然になってしまう原因や、不自然にならないポイントなどについて、総院長の竹江が詳しく解説いたします。
目頭切開で不自然になってしまうパターン
早速、目頭切開を行って仕上がりが不自然になってしまうパターンについてご紹介していきます。
①不自然な寄り目
まず1つめは、「不自然な寄り目」になってしまうパターンです。
蒙古ひだが張っていたとしても、元々左右の目と目の距離が近い状態ですと、切開する幅によっては不自然に両目が寄ってしまいます。
②目頭のラインが不自然
続いては、「目頭のラインが不自然」になってしまったパターンです。
目頭部分の切開度の程度に加えて、メスの入れ方やデザインを誤ると明らかに不自然な目元になってしまいます。
③左右の目の大きさが異なり不自然
最後は、「左右の目の大きさが異なり不自然」になってしまったパターンです。
目元はもちろんですが、お顔全体が完全に左右対称な方はなかなかいらっしゃいません。特に目元は、片方の目が一重でもう片方が二重だったり、目の開き具合や目頭の状態も微妙に異なります。左右差を考慮せず、両目を同じように手術してしまえば、左右差が残ったままの仕上がりになってしまいます。
目頭切開で不自然な目元になる原因
ご紹介してきたように、目頭切開で不自然な目元になってしまうのには必ず原因があります。
①左右の目の距離が元から近い
目と目の距離が近い場合には、手術をする前に目元の状態をしっかり確認し、どのくらいの切開度(蒙古ひだを切除する度合い)にするか?不自然に寄り目にならない程度がどのくらいなのか?を患者様ご自身も理解する必要があります。
また、蒙古ひだは張っているものの、涙丘(目頭のピンク色の部分)がある程度露出している方は、目頭切開を行うとさらに赤みが目立つ可能性があります。
②医師の技量が低い
先述の「目頭のラインが不自然」なパターンですと、実際に手術を担当する医師に左右される部分が大きいです。
通常の仕上がりイメージと比べてもその不自然さは一目瞭然ですね。
目頭切開の手術では、事前のカウンセリングや目元の状態確認も大切ですが、最終的には担当する医師の技術が仕上がりに直結します。
手術を受ける前に、医師の経歴や症例写真を確認するなど、信頼の置ける医師の見極めも非常に重要です。
③他の施術と組み合わせる必要がある
こちらも先述の「左右の目の大きさが異なり不自然」で触れたように、左右差があり目頭切開だけでは不十分な場合には、他の施術と組み合わせて違和感の無い目元に整えていくのも1つの手段です。
その他の原因も含め、目頭切開を「やりすぎ」てしまう場合もあります。やりすぎてしまわないポイントについて、こちらの記事でご紹介しています。
不自然になってしまった目頭切開の修正について
万が一、目頭切開の手術で不自然な仕上がりになってしまった場合の修正方法についてお話していきます。
Z法で行った場合
手術の術式が「Z法」の場合、術後でもある程度元に戻すことが可能です。Z法は、皮膚を切除ではなく切開するため術後でも調整ができる術式です。元に戻せることを考えるのであれば、目頭切開はZ法で行うと良いでしょう。
レーザー治療について
その他に、最近よく耳にするのがレーザー治療ですが、こちらはあまりおすすめできません。レーザー治療は、その効果が不確かな点があります。
さらに、施術費用も高額で、場合によっては保険適応外になることもあります。高額な費用と不確かな修正治療はあまりおすすめできません
目頭切開で自然な目元に仕上げるポイント
せっかく目頭切開をやるのなら、自然で綺麗な目元になりたいですよね。そのためにも施術を検討する際に注意していただきたいポイントをご紹介いたします。
事前カウンセリングをしっかり受ける
目頭切開はもちろん、他の施術にも共通する事ですが、まずはしっかり事前カウンセリングを受けることが大切です。ご自身の目元の状態やシミュレーションでしっかり医師に確認してもらうと共に、ご希望やイメージを医師に伝えることで、不自然にならず綺麗な仕上がりに近づきます。
経験と実績のある美容外科や医師を選ぶ
先述のとおり、医師の経験や技術によっても仕上がりが大きく変わってきます。自然な目元にするためには、1つではなく複数の美容外科や医師の症例写真、実際のカウンセリングで比較して十分に検討したうえで、経験や実績のある美容外科や医師を選ぶようにしましょう。
水の森美容クリニックの目頭切開の特徴
ここからは、当院の目頭切開の特徴をご紹介していきます。
自分にあった自然な目元にできる
そこで、当院では「控え目」、「中程度」、「しっかりめ」と事前に切開度のシミュレーションを行います。目頭切開の仕上がりが不自然になってしまうことを防ぐため、カウンセリング時に加えて手術中も鏡で確認しながら、医師と一緒に切開する幅を微調整することが可能です。
単に目を大きくするだけの手術ではなく、目元とお顔全体のバランスも加味して目頭をどのくらい見せるのかをしっかり確認しています。
目頭切開で、控え目・少しだけ変化が欲しいという方には、こちらの記事で少しだけ目頭切開をするメリットをご紹介しています。
ナチュラルな変化を出せる
患者様の中にも仕上がりは自然でありつつ、しっかりとした変化も欲しいという方もいらっしゃいます。とはいえ、目元の状態は人それぞれですので同じ手術をしても仕上がりや変化の度合いは異なります。
当院では、事前のカウンセリングで目元の状態をしっかり確認するのはもちろん、それに応じてZ法・W法から最適な術式をご提案いたします。また、後戻りの可能性を防ぐため「切開+皮膚の切除」を行います。
これにより、自然な仕上がりと確かな変化の両立を可能にしています。
後戻りを防ぐための手間と時間をかけた工夫
後戻りを防ぐ工夫についてより詳しくご紹介していきます。
①アンダーマイン(皮下剥離)を多くとる
皮膚を切開して、目頭付近に切れ込みと縫い合わせる際、皮下組織が縫合に反発してしまいます。そこでアンダーマイン(皮下剥離)を多くとることで、反発する力を軽減することができ後戻りしにくく、傷も綺麗に治りやすくなります。
②目頭の皮下と靭帯をつなぐ組織をしっかり処理する
目頭部分の切開を行うと、皮下に「内視靭帯」という骨と骨をつなぐ靭帯があります。この靭帯と皮下とをつなぐ「瘢痕(はんこん)組織」も縫合に影響を与えるのです。この瘢痕組織の処理もしっかり行うことで、皮膚の緊張を和らげるとともに、通常の手術と比べても後戻りしにくい目頭に仕上がります。
水の森美容クリニックでの目頭切開症例
・目頭切開
施術費用:218,900円(税込)
リスク・副作用:痛み・熱感・腫れ・内出血・傷口の赤み
・二重全切開法+目頭切開
施術費用:443,520円(税込)※セット割対象価格
リスク・副作用:痛み・熱感・腫れ・内出血・傷口の赤み
・二重全切開法+目頭切開
施術費用:443,520円(税込)※セット割対象価格
リスク・副作用:痛み・熱感・腫れ・内出血・傷口の赤み
目頭切開について詳しく知る
まとめ
目頭切開は、日本人に多く見られる張った蒙古ひだを取り除いて、横方向へ大きく見せることができ、離れ目の改善や大人っぽい印象の目元に近づくことができる手術です。
ですが、やみくもに手術を行うと“不自然”な仕上がりになってしまいます。
医師とご自身の目元の状態をしっかり把握し、シミュレーションをしたうえで目頭切開を行うことをおすすめします。
こちらの動画でも目頭切開について詳しく解説します
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2022.08.21
2024.08.21
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
蒙古ひだの張った目元が気になっていたので、目頭切開の手術をしたのですがイメージしていた仕上がりとは異なり、かなり不自然な仕上がりになってしまいました。
元々、目の大きさが少し気になっていたことと、蒙古ひだが強く張っていたこともあって目頭切開で、それらの悩みを解消したいと思い手術を受けました。
しかし、目は大きくなったもののかなり不自然な印象になってしまいました。蒙古ひだが張っているからといって、安易に目頭切開をしてはいけなかったのでしょうか?
※患者様からのご相談より