目頭切開の失敗例を解説!やり過ぎで後悔しないためのポイント
2024.10.09
2024.11.20
お目元
目頭を切開し、目を横方向に大きくする目頭切開はお目元を大人っぽい印象にすることができる人気の施術です。しかし目頭側を大きく広げすぎると不自然な仕上がりになってしまいます。今回はやりすぎないためのポイントや切開しすぎてしまった場合の対処法をお伝えしていきます。
目次
目頭切開とは
東洋人は”蒙古ひだ”という目頭部分に被さるように覆っている皮膚が張っている方が多く、それによって目が小さく見えたり、両目の間が広く幼い印象になってしまいます。
目頭切開とは”蒙古ひだ”を切除(もしくは切開)し、涙丘という目頭のピンク色の部分を見せることで、目を横方向に大きくし、離れ目を改善したり大人っぽい印象のお目元にする施術です。
目頭切開法についての詳細はこちら
目頭切開で起こり得る失敗例
次に目頭切開で起こり得る失敗例を解説します。
目が近くなりすぎる
元から近い方が蒙古ひだを大きく切除してしまうと、左右の目が近くなりすぎて不自然になってしまい、お顔全体のバランスも悪くなってしまいます。
お目元の状態をしっかり確認し、切開度(蒙古ひだを切除する度合い)を調整することが大切です。
どの施術においてもカウンセリングでのシミュレーションがとても重要です。目頭切開は目の大きさに加えて形にも変化が生じます。単に目を大きくするだけではなく、お顔のバランスに適した仕上がりを医師と相談した上で施術を受けましょう。
効果が感じられない
蒙古ひだの切除量が少なかったり、皮膚の切開幅が短いと効果を感じられない場合があります。
また、”Z法”や”三日月法”という術式は、極端な離れ目の方はあまり効果を感じられない可能性があります。大きな変化を出したい方は”W法”を選択すると良いでしょう。
傷跡が残る
主に医師の技術や施術方法に大きな原因があると考えられます。
傷が残りやすい体質の方はケロイドのように赤く盛り上がって跡が残るケースもありますが、通常は傷跡はほとんど目立たなくなります。
当院の症例写真もご覧ください
傷跡が残っていたり、切開部分にくぼみができていたりする場合には、適切な施術や処置が十分に行われていなかった可能性があります。
また、”三日月法”という術式で施術を行うと傷が凹みになることがありますのでご注意ください。当院では三日月法での目頭切開は行っておりません。
目頭切開法の修正方法
続いて、万が一にも目頭切開で失敗したと感じてしまった場合の修正について解説します。
元に戻したい
目が近くなりすぎたり、お顔のバランスが悪くなってしまったなど、元に戻したい際には、”Z法”の術式であれば、ある程度であれば元のお目元に近い状態に戻すことができます。
Z法は皮膚を切り取って皮弁を入れ替える術式のため戻すこともできますが、”W法”や”三日月法”の術式は皮膚と切除(切り取る)術式ですので、元に戻すことは困難です。
元に戻す手術をしても結果が不安定ですので、目頭切開自体のやりすぎに注意してください。
傷跡を治したい
盛り上がった傷跡を改善する治療はございますが確実に改善するとは言いきれません。他院様で勧められるようなレーザー治療も効果が不確実で高額です。通常は目立つ傷跡が残ってしまうことはありませんが、傷跡が残りやすい体質の方や気になる方は事前に医師にご相談ください。
目頭切開で失敗を防ぐために
術式の選択
目頭切開には主に3つの術式があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴を理解した上でご自身に最適な術式を医師に相談しましょう。
W法
蒙古壁を切開+切除する術式です。後戻りの可能性が少なく、大きな変化を出すことができますが、
Z法に比べてダウンタイムが若干長く、皮膚を切除(切り取る)ため術後に元に戻すことは困難です。
Z法
皮膚を切開し、皮弁を入れ替えることで涙丘を露出させる術式です。切開のみですので術後ある程度であれば元のお目元に近づけることができます。”W法”に比べて腫れが少なくダウンタイムが短いです。ナチュラルな変化を希望している方には適していますが、極端な離れ目の方は効果が薄いと感じる場合があります。
三日月法
蒙古ひだを三日月状に切り取って縫合する術式です。腫れが少なくシンプルな術式ですが、後戻りの可能性があり、変化が少ないです。また。傷が凹みになりやすいというデメリットがあるため当院では扱っておりません。
患者様に最適な術式・切開度をご提案いたします。
カウンセリング
不自然さが出てしまう主な原因は術前のシミュレーション不足です。
カウンセリングではご自身の希望やイメージを医師に伝えるとともに、最適な仕上がりを医師からも提案してもらいましょう。
術後の過ごし方
通常であれば目頭切開の傷跡は目立って残ってしまうことはありませんが、綺麗に早く治すためにダウンタイムの過ごし方にも注意しましょう。
術後しばらくは、乾燥・日焼け・傷が開いてしまうような行為に注意し、安静に過ごしましょう。
目頭切開法の傷跡とダウンタイムの注意点についてこちらのページでも解説しております。
クリニック・医師選び
目頭切開は気軽にできる美容整形と思われている方も多くいらっしゃいますが、医師の技量によって大きく結果に差が出ますので、安さやクリニックの知名度で安易に医師を選ぶことはお勧めしません。
どの施術にも言えることですが、事前に施術について調べ、症例写真も見た上でカウンセリングに行き、少しでも疑問や不安が残るようでしたら、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
水の森美容クリニックの目頭切開の特徴
最後に当院の目頭切開の特徴をご紹介します。
自分にあった自然な目元にできる
先述の通り、不自然なかたちやくぼみ、傷跡など「目を大きくしたい」という理想が先行してしまい、無理な手術をしてしまうと明らかに不自然な仕上がりに繋がる可能性があります。
そこで当院では「控え目」「中程度」「しっかりめ」と事前に切開度のシミュレーションを行います。目頭切開をやりすぎてしまうことを防ぐため、カウンセリング時に加えて手術中も鏡で確認しながら、医師と一緒に切開する幅を微調整することが可能です。
単に目を大きくするだけの手術ではなく、自然な仕上がりと確かな変化を出すべく、お目元とお顔全体のバランスも加味して、最適な術式と切開度をご提案します。
後戻りを防ぐための手間と時間をかけた工夫
後戻りを防ぐ工夫についてより詳しくご紹介していきます。
①アンダーマイン(皮下剥離)を多くとる
皮膚を切開して縫い合わせる際、皮下組織が縫合に反発してしまいます。
そこでアンダーマイン(皮下剥離)を多くとることで、反発する力を軽減し、後戻りしにくく、傷が綺麗に治りやすくなります。
②目頭の皮下と靭帯をつなぐ組織をしっかり処理する
目頭部分の切開を行うと、皮下に「内視靭帯」という骨と骨をつなぐ靭帯があります。この靭帯と皮下とを繋ぐ組織が縫合に影響を与えます。この組織の処理をしっかり行うことで、皮膚の緊張を和らげるとともに、通常の手術と比べても後戻りしにくい目頭に仕上がります。
目頭切開の症例写真
その他の症例写真はこちらをご覧ください。
こちらの動画でも目頭切開について詳しく解説します
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2024.10.09
2024.11.20
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医