全切開と部分切開の違いや特徴とは?二重切開法で失敗しないためのコツ
2023.06.12
2024.11.21
お目元
二重切開法をご検討中、もしくはご経験された方で「全切開」と「部分切開」という言葉を聞いたり目にしたことはないでしょうか?
なんとなく二重切開の施術に関することのようですが、具体的にどういうことなのかあまり分からないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、二重切開法における「全切開」と「部分切開」の違いや特徴について解説いたします。
二重切開法とは
まず初めに、二重切開法についてご紹介いたします。
目が開く際には、瞼板(眼球を保護する軟骨)が眼瞼挙筋(目を開く筋肉)によって、Aの方向へ引き上げられることで目が開きます。そこで二重切開法では、二重にしたい位置BをCに癒着させることで、目を開いた際に皮膚が引き込まれて二重になります。
全切開と部分切開について
全切開と部分切開の違い
全切開と部分切開は、どのように違うのかについて解説いたします。
図のように、全切開は文字通り瞼を全体的に切開する施術方法で、部分切開は瞼の一部分のみわずかに切開します。
図だけを見ると、切開する範囲が少ない部分切開の方が傷跡も小さく、ダウンタイムも短く済みそうな印象かと思います。
部分切開のデメリット
一見すると良さそうな部分切開法ですが、実はデメリットがいくつもあります。
二重のラインが綺麗に出にくい
部分切開の場合、目頭から目尻にかけて二重のラインを綺麗に出そうとしても、しっかり作れない可能性があります。
特に、目頭側に関しては画像のように蒙古ヒダ(目頭のピンク色の部分を隠すように張っている皮膚)の張り具合が強いと、引っ張られてしまい二重ラインが狭く出てしまう場合があります。
目頭から目尻にかけての瞼全体に二重のラインを確実に出す、という点で不確実性が生まれてしまいます。
術後のダウンタイムが長くなってしまう可能性
切開の範囲が狭い≒ダウンタイムが短い(軽い)とは限りません。
確かに部分切開は切開をする範囲は狭いですが、その分医師の視野も狭くなります。そのため、狭い傷口から細かな処理を行わなければならず、止血が不十分になる恐れがあります。
その結果、術後の腫れや内出血がひどくなってしまい、全切開と同程度、もしくはそれ以上にダウンタイムが長くなってしまう可能性があります。
後戻りする恐れもある
先述の通り、部分切開は医師の視野が狭いため止血処理に加えて内部処理が不十分になってしまい、せっかくの二重が後戻りしてしまう場合もあります。
内部処理とは、図のBとCの間の瞼の組織(瞼板前組織)をしっかり癒着させてあげる処置です。
内部処理が十分に行われていないと、術後以下のような状態になってしまいます。
・二重が取れてしまう(後戻り)
・食い込みの浅い二重になってしまう
・傷跡が汚くなってしまう
二重切開法では、この内部処理を適切に行えるかで術後の仕上がりにも大きな影響を与えます。
全切開のメリット
一方で、全切開で行う二重切開はこれまで挙げてきた部分切開のデメリットを解消し、綺麗で確実な二重に近づけることができます。
二重のラインが綺麗に出やすい
全切開では、瞼全体を切開し癒着させて二重ラインを作っていきます。先ほどあったように目頭の蒙古ヒダの張りが多少強くても、引っ張られることなく二重を作ることができます。
腫れが出にくくダウンタイムも長引かない
部分切開では、切開幅が狭いことで医師の視野も狭くなってしまうますが、全切開では医師の直視下で切開・癒着・内部処理・止血などの処理が確実に行えます。
そのため、処置が不十分になるリスクを抑えることができ、ダウンタイムも長引きません。
後戻りを防ぐ
同様に、確実に内部処理が行われることによって癒着不良のリスクも無くなり、術後二重が取れてしまうことも無くなります。
せっかく、二重切開をしたのに埋没法のように取れてしまうといった失敗も無くなるでしょう。
水の森の症例写真とおすすめ医師
水の森美容クリニック大阪院 里輝幸 院長
里院長は、水の森美容クリニックに入職前は20年以上外科医・総合診療医として数多くの手術や治療に携わり知識や経験、技術を積んで来られてきました。当院でも、二重切開法はもちろん外科手術に高い定評もあり、カウンセリングでも親身にお悩みから最善のご提案まで患者様1人ひとりサポートいたします。
特記事項
日本外科学会専門医
厚生労働省麻酔科標榜医
日本医師会認定産業医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
日本美容外科学会(Jsas)正会員
日本美容外科医師会 会員
大阪院里院長 二重切開法の症例写真
水の森美容クリニック東京銀座院 竹村和紀 院長
昨年、東京銀座院の院長に就任した竹村院長は、長年循環器科で数多くの手術を経験するともに、国内外数多くの論文や研究をもとに科学的根拠に基づく診療に力を入れており、確かな知識・経験・技術を兼ね備えた医師です。
特記事項
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)認定医
日本周術期経食道心エコー(JB-POT)認定医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビタームビスタ®認定医
日本美容外科学会
日本美容外科医師会
日本抗加齢医学会
汉语水平考试(HSK)四级
東京銀座院竹村院長 二重切開法の症例写真
水の森美容クリニック東京新宿院 古村陽典 副院長
新宿院の古村副院長は、患者様からの口コミでも丁寧なカウンセリング・施術の評判が高く、他の分院への出張診療でも予約がすぐに埋まってしまうほどの人気があります。
二重整形をはじめ、目もとの施術全般で患者様のご希望・お悩み改善と綺麗な仕上がりの両立を実現しれくれる医師です。
特記事項
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
日本皮膚科学会 正会員
日本美容外科医師会 正会員
日本美容外科学会(Jsas) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
東京新宿院古村副院長 二重切開法の症例写真
当院の二重切開法が選ばれる理由
自然な仕上がりと確かな変化を両立
「あともう少しだけ二重幅を広くしたい」「ちょっとだけ狭くしたい」など、患者様のご要望にお応するため、独自の二重幅パターンを開発いたしました。
また、3つのパターンをベースにさらに細かくシミュレーションを行います。1人ひとりの骨格や皮膚の状態などを確認しつつ、0.5mm単位まで細かく調整ができ、確かな技術を持った医師が理想の仕上がりに近づけていきます。
①MAX(黒目がしっかり見える幅)
1番黒目がしっかりと見える幅で、黒目の面積も広くなっています。
MAXは、黒目の開きを重視した仕上がりの二重幅です。
②少し広い幅
末広二重~微平行二重に仕上がり、当院で1番人気の幅です。
少し華やかさがありつつ、ノーメイクでも違和感なく自然に見せたい方におすすめです。
③広い幅
日本人では骨格的に眠そうな目や、ハム目のような不自然な目元になりやすい方が多いため、基本的に広い幅はおすすめしていません。
ただ骨格によってはとても綺麗な幅となりますので、患者様によってはこの幅でもおすすめしています。
後戻りを防ぎ、傷跡を残さない工夫
・時間をかけて丁寧で確実な内部処理
内部処理とは、二重切開をする際に表面の皮膚を縫い合わせるだけでなく、まぶた裏側の組織(瞼板前組織)である瞼板と瞼膜、眼輪筋の3つをしっかり合わせて癒着させ、内部からしっかり二重を作っていく処理です。
この内部処理が不十分だと後戻りのリスクが高くなるだけでなく、癒着が上手くできないことで、二重の食い込みが浅くなってしまうこともあります。さらに、皮膚を綺麗に癒着させるのことが難しくなるため、術後の傷が汚くなる可能性もあるのです。
・目の構造&術式を熟知した医師が対応
当院では、解剖学を熟知した医師がしっかり施術時間を確保し、丁寧に内部処理まで行いますのでご安心ください。
また内部処理の過程で、眼瞼挙筋の一部を切除・繋ぎ直す必要があるため、解剖的な理解が浅い医師が行うと、眼瞼下垂(目の開きが悪い状態)になる可能性もございます。
ダウンタイムを短く、職場復帰を早める工夫
・腫れを抑え回復を早める、麻酔と止血
切開し内部処理までしっかり行うと、どうしても腫れや赤みは生じます。そこで、当院では痛みを抑えながら麻酔量を最小限に抑えることで、術後の腫れを抑える工夫をしております。
また、出血も最小限に抑えるため、圧迫止血を細かく行うことで出血を最低限に留め、少しでも術後のダウンタイムや職場復帰を早める工夫を行っています。
・術後の検診は何度でも無料
当院では、術後3ヵ月目の完成までしっかりアフターフォローを行います。
術後1か月検診・3か月検診に加えて、ダウンタイム中のご不安なこと、ご心配なことなどがあれば無料で何度でも検診を受けることができますので、お気軽にご相談下さい。
二重切開法についてよくある質問
Q. 部分切開法と全切開法どちらが良いですか?
A. 全切開法であれば内部処理をきちんと行えますが、部分切開法ではこの内部処理が限られた範囲しか施行できません。部分切開法は術野が小さいため出血が起こった時に止血が不十分となり、逆に腫れが強くでることもあります。全切開法と比べて傷の長さが少ないという点では優れているように聞こえますが、切開部とそうでない所の食い込みの程度が違い、不自然さが出る場合や、目頭部分の二重ラインが綺麗に作れない場合もあります。もともと上まぶたの傷は綺麗に治る部位でもありますので、全切開か部分切開かの傷の長さは将来的には気になりません。それでも傷を気にされる場合は、部分切開法と言う選択より埋没法を選んでいただくのが最良です。当院で二重切開法は、確実性を重視して全切開法を採用しております。
Q. 内部処理って何ですか?通常の切開法ではどこのクリニックでもしているのですか?
A. 二重の出来る仕組みは、皮膚と目を開ける筋肉(挙筋腱膜)が繋がっていることで、目を開けると同時に皮膚が引き込まれ、二重のラインができるというものです。この仕組みを手術で作るのが切開法です。皮膚と筋肉の間に不要な組織がある場合は確実な二重ができません。簡単に言うと、この不要な組織をしっかりと処理することを内部処理と言います。どのような処理を行っているかはクリニックにより随分と差があります。内部処理が不十分だと切開法であっても取れる可能性があります。内部処理をほとんど行わないクリニックもありますのでカウンセリングの段階で質問をするなどをして、内部処理がしっかり行われているクリニックを選ぶ必要があります。
Q. 二重切開法の傷口は目立ちますか?時々凸凹している方を見かけますが、皆そうなりますか?
A. 術後3か月くらいは赤みがありますが、その後はほとんど分からなくなります。凸凹に関しては、手術時の内部処理や縫い方に問題があると起きます。当院では適切な内部処理を行う事により凸凹になる方はおられません。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2023.06.12
2024.11.21
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医