裏ハムラ法のダウンタイムはどれくらい?経過や術後の過ごし方を医師が解説
2023.10.12
2024.11.20
お目元
裏ハムラ法は、目の下のたるみ・クマ改善の治療の1つで、原因となる目の下の脂肪を再配置することで症状の再発を防ぐ根治治療です。似た治療のハムラ法同様、切開を伴う施術のためダウンタイムが生じます。
そこで今回は、裏ハムラ法のダウンタイムについて解説していきます。
目次
裏ハムラ法とは
まず、裏ハムラ法の施術について解説いたします。
裏ハムラ法は、別名「経結膜下ハムラ法」とも呼ばれる目の下のたるみやクマへの治療法の1つで、たるみの原因となる突出した脂肪を、下まぶた裏側(経結膜側)からくぼみに固定(再配置)します。
よって、目の下の膨らみやくぼみをフラットな状態にすることで、たるみやくま(黒クマ)を改善する治療法です。
裏ハムラ法のメリット・デメリット
裏ハムラ法のメリットとデメリットはこちらです。
メリット
・脂肪を再配置するため再発リスクが限りなく低い
・皮膚表面を切開しないので、傷跡が目立たない
デメリット
・皮膚が伸びている場合のたるみには効果が薄い
裏ハムラ法の施術方法は、こちらのページで詳しく解説しています
裏ハムラ法のダウンタイムについて
ここからは、裏ハムラ法のダウンタイムについて解説いたします。
ダウンタイム中の主な症状
圧迫固定
裏ハムラ法では、術後の腫れや内出血を最小限に抑えダウンタイムを最小限にするため、術後に目の下をガーゼとテープで圧迫固定します。術後3日間は固定が必要で少々目立ちますが、マスクを着用することでカバーできるため外出時でも隠すことができます。
痛み・熱感
施術部分に、痛みや熱感が生じる場合がありますが、術後痛み止めをお渡しいたしますのでご安心ください。
痛み止めでカバーできますが、施術翌日以降は患部に触れると痛みを感じる程度で徐々に収まってきます。術後1週間ほどで、ほとんど気にならなくなるほど改善していきます。
腫れ
施術翌日は、目元の腫れが目立ちますが術後2~3日以降から徐々に腫れが引き始め、術後2週間ほどでほとんど目立たなくなります。
傷口の赤み
傷口の赤みは約1ヶ月ほどでほとんどわからない状態となり、術後3ヶ月でほぼ完成となります。
術後1~2週間は痛み・熱感・腫れが生じる
術後1~2週間は、痛みや熱感、腫れといった症状が見られます。
痛みに対しては、クリニックで処方される痛み止めでコントロールいただけますのでご安心ください。
腫れに関してはほとんど気にならない程度ですが、入眠時に頭を高くすることで軽減に繋がり、熱感と合わせて冷やしていただくことで和らげることができます。
術後3日目に圧迫除去を行う
術後3日目に、ガーゼ圧迫を取り外します。
このタイミングで水洗いの洗顔が可能となり、アイメイク以外のメイクも可能となります。(ふき取りメイク落としを使用してください)
術後7日目にご来院・検診
術後7日目にクリニックにご来院いただき、医師の検診を行います。この頃には、傷口の状態も落ち着いてきています。
また、検診翌日から石鹸を用いた洗顔・浴槽入浴が可能になり、検診翌々日からは創部のアイメイクも可能になります。
術後1ヶ月で落ち着く・術後3ヶ月でほぼ完成
術後1ヶ月が経過する頃には、傷口の赤みも目立たなくなり自然な印象になります。内出血もこの時には落ち着いてきています。
そして、術後3ヶ月でほぼ完成となり、たれ目で優しい印象的な目もとに仕上がります。
ダウンタイム中の注意事項
入浴・洗顔
施術当日のシャワー浴・洗顔はできません。施術当日は、濡れた取るなどで拭く程度になります。
術後3日目、圧迫除去・検診の後に水洗いでの洗顔が可能になります。また、術後7日目の検診後に石鹸を用いた洗顔・コンタクトの使用・浴槽入浴が可能になります。
アイメイク
術後当日のアイメイクはできません。
術後3日目からアイメイク以外のメイクは可能ですが、メイク落としの際には拭き取りメイク落としを使用してください。
痛み・腫れへの対応
術後、痛みや熱感が強い場合には患部に直接当てないように注意しながら、アイスノンなどで冷やすのが効果的です。また、処方する痛み止めもご活用ください。
腫れが気になるという方は、入眠時に頭の位置を高くすることで腫れの軽減に繋がります。
飲酒や激しい運動
飲酒や激しい運動は、血流を促進するなどで症状の悪化にも繋がるため、術後2週間は控えましょう。
水の森美容クリニックの裏ハムラ法の症例写真
・ドクターコメント
目の下で目立っていた黒クマが無くなり、疲れた印象も改善されました。皮膚表面に傷跡も残らず、自然な印象です。
・ドクターコメント
術前目立っていた膨らみが無くなり、フラットな目元に改善されました。クマや膨らみが無くなることで、お顔全体も若々しい印象に変化していきます。
・ドクターコメント
膨らみが黒クマのように目立っていましたが、術後はフラットかつハリのある目もとに改善しています。
この他にも裏ハムラ法の症例は数多くございます!
目の下のたるみ・クマ取りの他施術との違い
目の下のたるみ・クマ取りには、他にも施術法がいくつかございます。他の施術方法や裏ハムラ法との違いについて解説いたします。
ハムラ法
ハムラ法は皮膚の表面から切開し、脂肪を再配置する治療です。脂肪を再配置するという点で膨らみの原因である脂肪をくぼみの部分へ繋ぎとめるため再発のリスクが限りなく低くなります。
一方で、ハムラ法は皮膚の表面から切開するので裏ハムラ法に比べて表面の傷跡が目立ちます。
しかし、裏ハムラ法では表面の切開せず下まぶた裏側(経結膜)から脂肪を再配置するため、たるみやクマの原因が脂肪だけでなく皮膚も原因の場合は、裏ハムラ法では効果が薄くなると考えられます。
30代以降の方は皮膚も原因となるケースが多いためが基本的にはハムラ法が望ましいと言えますが、20代の方で皮膚のたるみが少なく、脂肪の突出がある方は裏ハムラ法がおすすめです。
目の下の脂肪取り(下眼瞼脱脂)
脂肪取りでは名前の通り、膨らみ(たるみ)の原因となる脂肪を除去します。下まぶたの裏側から処置のため皮膚の表面に傷が出来ないのが特徴です。
裏ハムラ法も下まぶたの裏側から処置をするため皮膚の表面に傷が出来ないのは同じです。
裏ハムラ法との違いは、脂肪を「除去」するか「再配置」するかになります。目の下の脂肪取りで脂肪を除去した場合、脂肪が取り除かれ一時的にたるみは解消されますが、再び眼窩脂肪が垂れ下がってくると繰り返し膨らみ(たるみ)が再発する可能性があります。
その際、再発を防ごうとハムラ法や裏ハムラ法を行おうとしても、既に繋ぎとめる分の脂肪は除去してしまっているためハムラ法・裏ハムラ法での処置ができなくなります。
目の下のたるみ・クマ取り治療については、
こちらの動画でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
当院の裏ハムラ法が選ばれる理由
当院の裏ハムラ法が、多くの患者様に選ばれる理由についてご紹介いたします。
丁寧に時間をかけたカウンセリング
目の下のたるみ・クマ治療では、 裏ハムラ法以外にも治療法がいくつかございます。
目の下の状態を確認しつつ、ご希望を伺いながら最適な治療法をご提案いたします。根治させることや将来的な再発リスクまで踏まえ医師がきちんと説明を行います。
確かな知識と技術・経験を持った医師が対応
解剖学を熟知した医師がしっかり施術時間を確保し、丁寧に施術を行います。理想の仕上がりを実現するためにも理論に沿った施術方法を施します。
術後も安心のサポート
術後3ヵ月目の完成までしっかりアフターフォローを行います。
術後1か月検診・3か月検診に加えて、ダウンタイム中のご不安なこと、ご心配なことなどがあれば無料で何度でも検診を受けることができますので、お気軽にご相談下さい。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2023.10.12
2024.11.20
お目元
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医