バッカルファット除去をお勧めしない理由!失敗しや後悔しないためにデメリットを解説
2023.05.12
2024.11.21
小顔・フェイスライン エイジングケア 痩身・ボディ
お顔のたるみや丸顔の原因として、良くあげられる「バッカルファット」。
ただ安易なバッカルファットの除去は、当院ではおすすめしておりません。
その理由について今回解説していきます。
目次
バッカルファット除去が人気の理由
バッカルファットは、頬の内側の奥にある脂肪のことです。除去することで、エイジングケアと小顔の2つの効果あるとされています。
施術時間は一般的に約30分程で、口の内側から脂肪を吸引するため、傷跡がお顔の表面にできない特徴があります。また痛みや腫れは1週間ほどで落ち着くため、仕事や学校への影響が少ない施術です。
Googleで、「バッカルファット」と検索すると、月間約3万回も検索されていました。美容整形の中で人気の二重整形や糸リフトなどに負けない勢いで調べられています。
バッカルファットの吸引部位と効果
バッカルファットは元々頬の高い位置に存在します。しかし加齢により、皮膚の下垂などが起こるのと同時に脂肪も下へ引き下がります。すると頬のたるみが生じ、いわゆるブルドック顔と呼ばれるような状態になり、ほうれい線やマリオネットラインがお若い頃に比べ目立ってしまいます。
そのためバッカルファットを除去することで、たるみが解消されすっきりしたフェイスラインになることもあります。
バッカルファット除去をお勧めしない理由
一見、メリットが多そうなバッカルファットの除去ですが、デメリットも存在します。当院ではデメリットが大きいと考えており、行っておりません。
デメリット①:取り過ぎによる頬コケや凹み
バッカルファットを多く取り過ぎると、頬のコケやくぼみが起こる可能性があります。痩せて見える状態とコケている状態は大きく違いです。また吸引した後は問題なくても、年齢と共に将来的に脂肪が減った際にコケが目立つ可能性があります。その場合は脂肪注入などをを行うことがありますが、脂肪を取って、また脂肪を入れる・・・すごく勿体ないですよね。
デメリット②:吸引量が少ないことによる変化のなさ
取り過ぎによる失敗が起こらないように、脂肪を取らなすぎて変化がないケースもあります。しかし数十万円をかけ、ダウンタイムがあったにもかかわらず、変化がなかったり、わずかな場合は後悔する原因となりえます。
小顔をご希望される方はたいていの場合、フェイスラインに脂肪がついていたりエラの筋肉が張っている、またはあご先が隠れていることで丸顔となっており、輪郭がぼやけている場合がほとんどです。そのためバッカルファットが顔の大きさの原因になっていることはごくわずかです。
将来的なたるみ予防についての見解
美容整形業界で最近よく聞く言葉が、「将来的な予防にも」というセールストークです。しかし美容医療は「今ある悩みを治す」のが目的です。病気予防のために、健康な食事管理や運動をしましょうとの意味合いで使われているのかもしれませんが、悩みがないのにお顔やお身体に施術を行ったり、そのために数十万円をかけるのは、どうなのかと思います。
メーラーファットはどう?
バッカルファットと同じようにメーラファットの除去も人気ですが、こちらもデメリットはございます。
メーラーの部分は年齢と共にやつれてくる部分ですので、むやみに吸引すべき部分ではありません。年齢を重ねるとエイジングケアの一環としてメーラーの部分にヒアルロン酸などを注入して膨らませる方も多くいらっしゃいます。
身体に例えると、「胸はあったほうがいいけけれど、ウエストは細いほうが良い」と考え方と同じく、お顔もただ痩せれば良いというものではなく、細い部分とふくよかな部分のバランス良い状態が理想と言えます。
メーラーファットの量が明らかに多い方であれば、多少減らしてあげて一般の方と同じくらいにしてあげるくらいが良いかと思います。そのためたくさん取るべき部分ではございません。
バッカルファット以外でおすすめの小顔整形
頬+顎下の脂肪吸引
多くの方は、頬と顎下の脂肪吸引を行うことでスッキリしたフェイスラインが実現します。二重顎の解消や隠れていたフェイスラインが出る事で美しい小顔となります。
コメント
術前はフェイスラインが隠れていましたがしっかり吸引することで美しい輪郭になりました。脂肪吸引だけでもしっかり変化を出すことはでき、男性の場合は凛々しく爽やかな印象になります。
頬+顎下の脂肪吸引とエラのボトックス注射
コメント
頬の脂肪がスッキリし、もたつきが解消され若々しい印象になりました。二重顎の原因となる顎下の脂肪も吸引しシャープな印象になりました。ボトックス注射も併用することでエラの張りも抑え、脂肪と筋肉の2層へアプローチを施しております。
エラのボトックス注射
脂肪ではなく、エラの筋肉のハリが原因の場合に有効な治療法です。ボトックス注射には筋肉の緩和や縮小効果があるため、咬筋(エラの張りの原因)に注射を打つことで小顔に近づけます。
コメント
エラの筋肉が張っている方はまずはボトックス注射をして様子を見るのが良いでしょう。必要な単位数を咬筋(エラの原因)に打つことで輪郭が整います。
顎のヒアルロン酸
ヒアルロン酸を入れたら余計顔が大きくなりそう、、と思われがちですが、顎先を出してあげることで逆三角形の輪郭となり視覚的にフェイスラインが美しくなります。
当院のお顔の脂肪吸引のこだわり
約20年間培った吸引技術
医師の技術によって脂肪吸引の仕上がりの95%が決まると考えております。開院から約20年、当院では数万件以上の脂肪吸引を行うとともに、医師の経験や技術、そして自信を積み上げてきました。
科学的根拠(EBM)に基づいた脂肪吸引
当院では、医師の経験や知識だけでなく国内外の膨大な臨床研究や論文など、科学的根拠にも基づいたうえで適切な施術を行っております。脂肪吸引はお身体に負担の掛かる施術です。その負担を最小限に抑え施術を行います。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2023.05.12
2024.11.21
小顔・フェイスライン エイジングケア 痩身・ボディ
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医