たるみ改善 !原因と改善方法。ヒアルロン酸リフト?ハイフ?失敗しない施術選び
2023.03.02
2024.11.21
小顔・フェイスライン エイジングケア 切らない施術
加齢と共にお肌の弾力が失われ、お顔周りに現れる「たるみ」。そんな たるみ改善 を考えている方はご参考にしてください。
顔のたるみは、頬周りのほうれい線や口元のマリオネットラインなど様々です。それらの原因によって たるみ改善 施術は異なります。
若返り(アンチエイジング)治療を目指す場合には、加齢によるたるみのメカニズムを知る事で効果的にたるみ改善が出来ます。 施術の選択を誤り、失敗したと感じる前に、たるみの原因と選ぶ施術・注意点を知り、 失敗を防ぎましょう。
こちらの動画もあわせてご覧ください!
目次
患者様からのお悩み
当院にも、シワ改善・ たるみ改善 をしてお顔の印象を若返らせたい。というお悩みで患者様が来院されます。
シワ改善には、ヒアルロン酸注入がとても効果的です。
しかし、ほうれい線やマリオネットラインを浅くしても、お顔の印象自体はあまり変わりません。印象が変わらなかったことで失敗した。と感じてしまう方もいらっしゃします。
気になっていたシワが改善したのに、何故お顔の印象が変わらないのか?その原因と改善方法について詳しく解説していきます。
症例写真から見るシワと たるみ改善 による若返り
下の症例写真をご覧下さい。
担当医師:総院長 竹江渉
こちらの患者様はヒアルロン酸リフトを行った患者様です。
パッと見て若々しくなっている事がお分かりいただけると思います。
施術前のお顔は、疲れてもたついた印象ですが、術後はお顔全体にハリが出て若々しくバイタリティ溢れる印象となりました。
仮に、この患者様がほうれい線やマリオネットラインだけを直した場合では、ここまで若返って見えることはありません。気になるシワは消えたけど若返っていは見えない・・・ヒアルロン酸注入に高いお金をかけたけれど失敗したのかも!と思うかもしれません、それはなぜでしょうか?
アンチエイジング(若返り)の法則
ほうれい線やマリオネットラインはヒアルロン酸注入で、浅く目立たなくすることが出来ます。しかし、お顔の印象そのものは、お肌の張りや、フェイスラインによって変化します。
この、肌のハリやフェイスラインの変化【たるみ改善】が、アンチエイジング治療でとても重要な点です。
人は他人を見た時、肌の質感やフェイスライン(輪郭)によって、その人を【疲れている】【若々しい】と印象付けます。
ほうれい線やマリオネットラインは、たるみの結果に生じた副産物にすぎません。そのため、ほうれい線やマリオネットラインを整えただけでは、若々しさを生み出すことが出来ずに、「失敗した」「エイジングケア出来ていない」と感じてしまします。
担当医師:総院長 竹江渉
アンチエイジング治療は、肌質や輪郭を整える事がとても大事で、解剖学的知識に基づいた適切なたるみ改善の提案が重要になります。
たるみの原因
たるみは、加齢に伴う「組織の減少」が深く関わっています。
皮膚・筋肉・脂肪・骨、組織の減少
上の図は皮膚とその下の構造を図式化したものです。
皮膚(表皮)の下には真皮、脂肪、筋肉、骨があり、これらすべての組織によって加齢現象が現れます。
それぞれの組織が加齢によりどのような変化を起こすか、その対策について解説致します。
皮膚(表皮・真皮)の老化
皮膚は年齢と共に水分保持力が失われ、弾力が無くなっていき、弾力を失った皮膚と皮膚配下にある筋肉の活発な動きにより、シワが生まれます。
代表例が額のシワです。額のシワは、前頭筋という額にある筋肉が収縮し、加齢で弾力を失った皮膚が折り込まれる事で出来ます。
若い皮膚は、水分保持力が高いため、筋肉の動きによりシワが形成されてもすぐに元に戻ります。しかし、加齢に伴い弾力を失った皮膚は戻る力がなく、刻みジワとなってしまいます。
皮膚(表皮・真皮)のシワ対策
前頭筋という筋肉が動くことが額のシワが出来る原因です。額にボトックス注射を打って筋肉の動きを止めてあげる事により、シワが刻まれる予防が出来ます。
脂肪・筋肉・骨の老化
脂肪・筋肉・骨もまた、加齢により減少していき、皮膚を支える土台が崩れます。そして、それは同時多発的に起こります。すなわち、アンチエイジングは一つの治療だけでは完結せず、組み合わせがとても重要となります。
皆さんが日常使っているスキンケア用品は皮膚とその下の真皮までしか浸透しません。毎日のスキンケアもとても大切ですが、それだけでは土台や壁がボロボロな家で屋根だけ修繕しているにすぎません。
脂肪・筋肉・骨の減少対策
脂肪・筋肉・骨を補い、トータルでお顔の印象を若返らせる事が出来るのがヒアルロン酸リフトの治療です。
ヒアルロン酸リフトとは
ヒアルロン酸リフトはお顔の土台となる骨にアプローチします。減少した骨にボリュームを追加してあげることで、たるんだ皮膚に杭を打って引き上げるイメージです。
ヒアルロン酸リフトの たるみ改善 原則
ヒアルロン酸リフトは、やみくもにヒアルロン酸を注入すればいいというものではありません。解剖学的知識に基づいた正しいアプローチが必須となります。
【たるみ】は重力によって上から下に、皮膚は外側からだんだんと内側に垂れていきます。その結果、ほうれい線やマリオネットラインが時間を掛けて深く刻まれます。このことから、治療の原則は「上から、外から」となります。
MDcodeを用いた たるみ改善
水の森美容クリニックでは、「MD code」という世界的に有名な美容外科医 Dr.Mauricio de Maioが提唱した治療法を採用しております。
MD codeは加齢に伴う組織の萎縮を中心とした老化のメカニズムを、解剖学的観点から理論的治療を行うことを目的とした手法です。
先述した通り、たるみは「上から、外から」起きるため、治療は図のT1、CK1といった「上側、外側」の骨の萎縮にアプローチします。ここにヒアルロン酸を注入することで、フェイスラインをリフトアップすると共に、口角挙上やほうれい線を浅くする複合効果が生まれます。
マリオネットラインが気になる方は、T1CK1に加え、JW1というエラ骨のあたりに注入する事で更なるリフトアップ効果が期待できます。
また、それ以上の見た目の変化を生みたい方は、オーダーメイドで患者様が気にされているほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴラインなどにヒアルロン酸注入することにより、更なる若返り効果が期待できます。
たるみ改善 のヒアルロン酸リフトとハイフについて
ヒアルロン酸が骨の萎縮にアプローチしてリフトアップ効果があることはお分かり頂けたと思います。
一方で、リフトアップ効果があるとよく聞く【ハイフ】も気になる方が多いと思います。実は、ヒアルロン酸とハイフは相補的な関係にあります。
ヒアルロン酸は足し算、ハイフは引き算
ハイフは皮下脂肪とSMAS筋膜(皮下脂肪と筋肉の間にある薄い筋膜層)の収縮を促し、結果として皮膚の引き締め効果を発揮します。
ヒアルロン酸が減ってしまった箇所を補う「足し算」の治療に対し、ハイフは余分なたるんだ組織を収縮させる「引き算」の治療です。
顔の たるみ改善 で重要な事
たるみのメカニズムを、皮下組織の解剖学的構造を含めて解説して参りました。 そこから分かるお顔のたるみ改善で重要な事、それは・・・
アンチエイジング治療は組み合わせ1回の治療で100点を目指さない
という事です。
加齢の進行はあらゆる組織で同時多発的に起きます。従って、アンチエイジング治療は1つの治療で完結するものではなく、様々な治療を組み合わせて多方面からアプローチすることが重要となります。
当然ですが、加齢というものは長い年月をかけて進行してきたものです。それを1回のヒアルロン酸治療やハイフで解決しようというのは無理があります。
アンチエイジング治療で大切なことは、1回で100点満点を目指さずに、時間をかけて様々な治療方法を組み合わせながら、回数を重ねることで段々と完成させていく意識をする事です。
この意識一つで患者様が美容医療の施術でアンチエイジングを経験した際、失敗したという風に感じてしまう事が少なくなることでしょう。
まとめ
水の森美容クリニックではお顔のアンチエイジング治療として、 たるみ改善 出来るヒアルロン酸リフトとハイフのコンビネーション治療が可能です。患者様の状態に合わせて最適な治療を選択するために、状態をしっかりとカウンセリングして最適な治療をご提案します。
たるみ治療・改善についてよくある質問
Q. たるみの原因は何ですか?
A. 加齢に伴う組織の減少が大きな要因です。皮膚(表皮)の下の真皮・脂肪・筋肉・骨など組織が、加齢によって減少することによって、たるみに繋がります。
Q. ヒアルロン酸リフトとはどういう治療ですか?
A. 骨が減少してしまった部分に、ヒアルロン酸を注入してボリュームを加える施術です。たるんだ皮膚に杭を打って引き上げるイメージです。
Q. HIFU(ハイフ)は、どのような治療ですか?
A. ハイフは、皮下脂肪とSMAS筋膜の収縮を促して、皮膚の引き締め効果が期待できます。
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。
2023.03.02
2024.11.21
小顔・フェイスライン エイジングケア 切らない施術
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
ほうれい線と口周りのシワ(マリオネットライン)が目立ってきたので、ヒアルロン酸を注入してシワをなくしましたが、顔の印象があまり変わりませんでした。
シワが浅くなったら若返ると思ったのになぜでしょう?