ほうれい線を消すには?原因と改善できる美容施術4選をご紹介!
2025.03.19
エイジングケア

この記事でわかること!
POINT①:ほうれい線の原因
ほうれい線ができる原因は、主に加齢・表情筋の衰え・肌の乾燥&刺激・喫煙
特に、年齢を重ねると肌のコラーゲンやヒアルロン酸などが減少し、ハリや弾力が失われることによる要因も大きい。
POINT②:ほうれい線改善におすすめの美容施術
ほうれい線改善におすすめの美容医療施術4選!
1.医療用ハイフ・2.ボルニューマ・3.ヒアルロン酸注入・4.フェイスリフト
目次
ほうれい線ができる原因
ほうれい線は、鼻の両脇から口の両端に伸びるしわを指します。医学的には鼻唇溝(びしんこう)と呼ばれ、加齢と共に目立ち始めます。ほうれい線の深さは見た目年齢にも大きく影響し、老け顔や疲れ顔にも繋がります。

加齢
年齢を重ねると肌のコラーゲンやヒアルロン酸などが減少し、ハリや弾力が失われてしまいます。皮膚や結合組織の主成分である「コラーゲン弾性繊維」により、年齢の若い時は隙間なく、規則正しい配列で埋められています。

しかし、年齢を重ねると少しずつ隙間ができて配列が乱れると、肌のハリが失われると共に、表情筋の引き込みによる力も弱まります。そして、口元の折れ跡がシワとなってほうれい線となって現れます。
表情筋の衰え
表情筋が衰えるとお顔全体が垂れ下がってしまいます。ほうれい線や下がった口角は怒っているような印象を与えてしまうこともあります。
過去長く続いたマスク生活で表情筋が衰え、マスクを外した時の老け顔を気にされている方も多いようです。
乾燥や刺激
スキンケアや紫外線対策を怠りがちな肌はダメージが蓄積されています。 乾燥だけでなく、紫外線の刺激や日々の髭剃りによる肌へのダメージもほうれい線の原因に繋がります。
喫煙
喫煙はコラーゲンの生成を阻害するため、シワやたるみの原因となり、 スモーカーズフェイスやタバコ顔、と言われる老け顔になってしまいます。
アメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究結果によると、喫煙者と非喫煙者の双子では喫煙者の方が非喫煙者よりも老けて見える確率が57%だった、という研究結果も報告されています。
ほうれい線改善におすすめの美容施術
ここから、ほうれい線改善に効果的なおすすめの美容外科施術をご紹介いたします。美容医療では、
肌治療・注入施術・切開施術などさまざまな選択肢があり、ご希望やご予算に応じて選択可能です。
医療用ハイフ(HIFU)
医療用ハイフ(HIFU)は、超音波を皮下組織や筋膜(SMAS筋)に照射して、組織を引き締めたり、刺激を与えて細胞の動きを活性化させる機械です。

肌を内側から引き締めたり、肌の弾力を回復させる作用があり、最近ではアンチエイジング効果を目的として、たるみの引き締め治療や若い方には小顔治療として人気があります。


医療用ハイフ(ウルトラフォーマ―MPT)の料金・リスク・副作用
▹施術費用:¥89,800(税込)※全顔+顎下1回(680ショット)
▹リスク・副作用:鈍痛・筋肉痛のような痛み・腫れ・赤み
ボルニューマ
ボルニューマとは、韓国のCLASSYS社が開発したRF(高周波)を活用した、たるみ治療です。

独自のRF技術(6.78MHz)を採用しており、表皮にダメージを与えず、真皮・脂肪層に均一に熱を加えることができます。

先ほどご紹介した医療用ハイフとの違いですが、ボルニューマは真皮から浅い脂肪層へ熱を照射し、脂肪の柔らかい層の引き締めや肌質を改善するのに対し、医療用ハイフは深い脂肪層からSMAS筋膜に照射し肌を土台から引き揚げ、ボリュームダウンします。


ボルニューマの料金・リスク・副作用
▹施術費用:¥99,800(税込)※全顔+顎下1回(300ショット)
▹リスク・副作用:鈍痛・筋肉痛のような痛み・腫れ・赤み
ほうれい線のヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は、本来体内にある物質で皮膚・関節・目といった部分に存在し、保水力があるため肌へハリや弾力を与えたり乾燥を防ぐなどの働きがあります。

美容整形の分野では輪郭形成以外にも、ほうれい線などしわ改善にも用いられます。患者様のシワの深さに合わせてデザインし、適した硬さのヒアルロン酸を真皮深層に注射しボリュームUPを行います。



ボルニューマの料金・リスク・副作用
▹施術費用:¥61,600(税込)
▹リスク・副作用:内出血・・・1~2週間ほど
フェイスリフト
フェイスリフトは、目もと・頬・口元にかけてお顔全体のしわ・たるみの改善、フェイスラインをシャープにする効果などが期待できるエイジングケアにおける代表的な外科施術の1つです。

皮膚・筋膜を切開して引き上げて行うため、しわやたるみに対して根本からアプローチできる施術です。ですが、皮膚やその下の組織構造十分に理解し、適切な切開・引き上げができていなければ効果が得られないケースもあるため、高い技術と専門的な知識が必要になります。



フェイスリフトの料金・リスク・副作用
▹施術費用:¥988,900(税込)
▹リスク・副作用:【ドレーン装着】…翌日まで
【痛み・熱感・腫れ・内出血】…1~2週間程度
【傷口の赤味】…半年から1年
自宅で可能なほうれい線予防

シワやたるみは加齢だけでなく、日々の習慣やダメージの蓄積も原因です。ご自宅でもできるほうれい線予防の方法をご紹介します。
保湿
男性は髭剃りをすることもあり、肌が乾燥しがちです。加齢による肌質の変化もありますので、洗顔や髭剃りの後などには化粧水と乳液やクリームでしっかりと保湿しましょう。
紫外線対策
紫外線による肌ダメージの蓄積はシワやたるみの原因になります。日焼け止め、日傘、帽子やサングラスで紫外線対策を行いましょう。
禁煙
喫煙は顔全体のシワやたるみの原因です。喫煙歴が長いほど”タバコ顔”になりやすいため、若々しさを保ちたい方は早め禁煙しましょう。
糸リフトをおすすめしない理由
糸リフトは施術直後から効果を実感でき、メスを使用しないため傷跡が目立ちにくくダウンタイムが短いため、日常生活や仕事へ影響が少なくエイジングケアができる点があり人気の美容施術です。
ですが、当院では糸リフトはおすすめしておりません。
患者様からみて費用対効果が悪い
糸リフトは施術直後は確かに効果を感じやすいのですが、数ヶ月経つと元に戻るケースが非常に多く見られます。数ヶ月~1年程度で元に戻るものに数十万円をかけるのは効果の持続期間に対し、患者様からみて非常にコストパフォーマンスが悪いと考えております。
理論的に成り立たない手術
フェイスラインがたるむと二重あごになったり、輪郭がぼやけてしまい太ったように見えますが、患者様が気にしているたるみとは、皮膚が余っている状態のことを言います。
この状態に最も効果的な治療法は、皮膚を剥離し引き上げ、余った皮膚を切り取る「フェイスリフト」治療です。この治療法は解剖学的に理にかなっている手術です。
一方糸リフトの場合、引き上げた際余った皮膚はどこに消えるのでしょうか。
皮膚の引きつれは数ヶ月で元に戻る=タルミも戻る
フェイスラインのたるみを引っ張る際、毛の生え際辺りから糸を入れ頭側に引っ張り上げるのですが、引っ張り上げることによりヘアーラインの付近で皮膚がダブつく事になります。服の余った袖をたくし上げることをイメージすると良いでしょう、たくし上げた部分に袖の余りが集中するはずです。
糸の手術とは、袖をたくし上げた状態を作りタルミを引っ張り上げる手術になるのです。

そのため、引き上げた分だけの余りが引きつれとなりヘアーラインのあたりにできます。この引きつれを髪の毛でごまかしておくことになりますが、一生髪の毛でごまかしておくわけにはいきません。
ですが・・・その心配は無用なのです。
「どうして無用なの??」と、疑問に思われるかと思います。
実は、皮膚のきつれは数ヶ月で元に戻りつまりひきつれが戻るということは、同時にフェイスラインのたるみも元に戻ってしまうのです。
引きつれがわからないように髪の毛の中で引っ張り上げる医師もいますが、これではフェイスラインから遠いところで引っ張るので効果は出ません。糸の手術を行ったけれども全く効果が実感できなかったという事に繋がります。
こちらの動画でも、糸リフトに関して詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください!
医師による無料のカウンセリング
診察は全て医師が丁寧に行い、必要な治療法のみをご提案いたします。
美容医療が初めての方でも、まずはお気軽にご相談へお越しください。

2025.03.19
2025.03.19
エイジングケア
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
