ニキビ跡は自然に消えない?原因と美容皮膚科でおすすめ治療方法
2023.11.09
2024.11.21
美容皮膚科
ニキビができてしまった後のニキビ跡に悩む人は数多くいらっしゃいます。中には時間が経てば自然とニキビ跡が消えてお肌が綺麗になると思ってる人も少なくないはずです。ニキビ跡にはいくつかの種類があり、自然に治っていくものもあれば、自力で治すことが非常に難しいものも残念ながら存在します。
今回の記事では、自然に消えるニキビ跡と自然に消えないニキビ跡の種類の解説、またニキビ跡の根本的な解決方法についてご紹介いたします。
目次
ニキビ跡とは?ニキビ跡の種類について解説
そもそもニキビ跡とはニキビが治った後に肌に残ってしまった跡のことを指します。ニキビが悪化してしまうと、ニキビが治った後も肌に目立つニキビ跡が残ってしまうというわけです。
ニキビ跡には主に「赤みのあるニキビ跡」「色素沈着によるニキビ跡」「クレーター(凹み)によるニキビ跡」があります。それぞれの特徴について解説いたします。
赤みのあるニキビ跡
赤みのあるニキビ跡で、別名「炎症後紅斑」とも呼ばれます。
ニキビができたことで起きた炎症を治そうとして、毛細血管に血液が増えてしまったことにより、炎症が治まった後も赤みを帯びてしまった状態になります。
色素沈着によるニキビ跡
炎症が悪化しすぎると、炎症から皮膚を守るために、細胞からメラニン色素が大量に作られてしまい、褐色のニキビ跡となります。
また、ニキビの炎症が皮膚の表面よりもさらに深くにまで達してしまうと、その部分の毛細血管が破裂してしまうことがあります。すると、そこから血液の成分であるヘモグロビンが漏れ出て色素沈着を起こし、紫色のニキビ痕となります。
クレーター(凹み)によるニキビ跡
他のニキビ跡よりも目立ちやすく、最も治りにくいニキビ跡です。
クレーター状のニキビ跡は、炎症が真皮層まで拡大し、真皮の組織が破壊されてしまいます。肌の深層部にダメージを受けるため、簡単に回復することもなく、肌のターンオーバーやホームケアでは改善することが困難とされています。
自然に消えるニキビ跡と消えないニキビ跡
先ほどご紹介した3つのニキビ跡には、自然ときれいに消えていくものもあれば、自然に消えることがほとんどなく、自力での治癒が非常に困難なニキビ跡もございます。
自然に消えるニキビ跡
「赤みのあるニキビ跡」と「色素沈着によるニキビ跡」については自然と薄くなっていきます。
赤みの正体は、ニキビ跡の傷を治すために毛細血管に集まった血液によるものなので、傷が修復した後は自然と沈静化し、半年~1年ほどで消えていきます。
また色素沈着については、ニキビによる炎症を起こした箇所に大量に作られたメラニンによるもので、赤みと同様に半年~1年ほどで徐々に薄まっていきます。
ただし、いずれのニキビ跡もあまりに症状が深刻なものについては完治までに大きく時間を要したり、完治できずに跡として残り続けてしまう場合もあります。
自然に消えないニキビ跡
「クレーター(凹み)によるニキビ跡」は前述のとおり、自然に消えることはほとんどありません。
日々のスキンケアにレチノールやビタミンCを取り入れ、ターンオーバーを促したりハリ感を出すことにより若干見え方が変わることは見込めるかもしれませんが、根本的な解決や見た目にわかるくらいの改善は期待できません。
クレーターによるニキビ跡についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
重度のニキビ跡は自然に治りにくい
元々そこまで目立たないような薄いニキビ跡であれば、放置していても自然ときれいになっていくことでしょう。
しかし、明らかに目立っているような酷いニキビ跡は自然に消えていくことは稀で、消えたとしても長い時間がかかったり、若干よくなったというレベルの改善に留まってしまうことが多いです。根本的に肌のニキビ跡を綺麗にしたい、確実にニキビ跡を消したいという方は美容皮膚科などの医療機関での治療をおすすめいたします。
またクレーターによるニキビ跡の場合は、自力での改善は非常に難易度が高いので、ニキビ跡を消したい方は一度美容皮膚科でカウンセリングを受けてみるようにしましょう。
ニキビ跡治療におすすめの治療方法
ここからは当院がおすすめするニキビ跡治療についてご紹介していきます。
ダーマペン
ダーマペンは機械の先端から微細な針が振動することで皮膚に穴を開け、空いた穴を治そうとする治癒力でニキビ跡による肌の凹みを改善していく治療です。
またダーマペンは美容成分を多く含んだピーリング剤とも相性がよく、ニキビ跡だけでなく毛穴の開きや小ジワなどのあらゆる肌トラブルを改善することもできます。
レーザー治療(ピコシュア)
レーザーでお肌に細かい穴をあけることで、傷を治そうとする治癒力と共に新しい皮膚への再生を促します。
当院ではピコシュア(ピコレーザー)という機器を使用しており、「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」「ピコスポット」の3つのモードを使い分けてニキビ跡治療を行います。
ニキビとニキビ跡の両方を治療したい場合はピコトーニング、ポイントで薄茶色や赤っぽい茶色に残ってしまったニキビ跡にはピコスポット、クレーター状のニキビ跡にはピコフラクショナルが効果的です。
ダーマペン4
肌に微細な穴を開ける事によって、凸凹になってしまったニキビ跡などを肌の治癒力によって改善させる治療です。肌のターンオーバーが改善することで、ニキビ跡や毛穴などを改善・解消できます。
当院では最新機器のダーマペン4を使用しており、従来機種のものに比べて針の本数・スピード・最大深度において機能が大きく向上しています。またオートマチックバイブレーションと呼ばれる機能が搭載され、施術の痛みが緩和しました。
ダーマペン4の詳細は、こちらのページでも詳しく解説しております。
ダーマペンの仕組み
ダーマペンの仕組みについて簡単に解説いたします。
①お肌に微細な穴を開ける
1秒間に約120回の振動する針でお肌に微細な穴を開け、美容薬剤を浸透させます。
②コラーゲン・エラスチンの生成
自然治癒力が働き、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。
③ターンオーバーの正常化
肌のターンオーバーサイクルが正常化され、肌質の改善効果が期待できます。
ダーマペンの効果はどのくらいで出るのか?
ダーマペンによるニキビ跡治療は、患者様の肌状態により回数や期間が異なります。1度の治療で劇的な改善は難しく、平均的に3~5回の施術を推奨しております。しかし、治療を継続することで着実に前進していきますので、ニキビ跡に悩まれてる方はぜひチャレンジしてみてください。
●色素沈着によるニキビ跡なら2~3ヶ月(約3回)
●膨らみのあるニキビ跡なら2~3ヶ月(約3回)
●クレーター状のニキビ跡なら3~4ヶ月(約5回)
実際に複数回ダーマペン4を受けていただいた方のダウンタイムを追った動画です。
美容成分豊富な薬剤との組み合わせで相乗効果
ダーマペンと様々なピーリング製剤を組み合わせることで、より高いレベルでニキビ跡やクレーターを改善することが可能です。
患者様のニキビ跡の状態や肌質などによって最適な組み合わせをご提案させていただきます。
ダーマペンの症例写真
ドクターコメント
こちらはダーマペンを1回行った症例写真です。1度の施術でもクレーターの改善や毛穴の引き締め効果が見られ、肌のハリやツヤを実感していただけます。
ドクターコメント
クレーター状のニキビ跡に加えて、色素沈着や赤みのあるニキビ跡の改善効果が見られます。複数回ダーマペンの施術を行うことで、より効果を実感できます。
ドクターコメント
こちらは、ヴェルヴェットスキン(ダーマペン4 + マッサージピール)の施術をされた男性患者様の症例写真です。色素沈着したニキビ跡の改善に加え、肌トーンが明るくなり美白効果も見られます。
ピコシュア(ピコレーザー)
当院のレーザー施術では、ピコシュアを採用しています。ピコシュアは、レーザー業界最大手の米国サイノシュア社の開発した、世界初の医療用ピコ秒レーザーです。
ピコレーザーを搭載する機器は多々ある中、波長においても効果と安全性が認められ、FDA(米国の厚生労働省)でしみ・そばかす・ADMなどの色素班除去、しわ改善・ニキビ跡改善における認可を取得している医療機器です。
例えばクレーター状のニキビ跡に対しては、ピコフラクショナルという施術方法で行います。
お肌に極小の穴を開けることで、皮膚の自然治癒力と共に新しい皮膚への再生を促す治療です。肌表面にはダメージは与えず、皮下組織の真皮層にアプローチしコラーゲン・エラスチンの生成を促進します。
従来機器で肌へのダメージを伴っていたため1週間ほどのダウンタイムがありましたが、ピコシュアは24時間ほどで赤みなどが落ち着きくため、お肌への負担も抑えることができます。
ピコシュア(ピコレーザー)の詳細は、こちらのページでも詳しく解説しております。
ピコシュア(ピコレーザー)の症例写真
ドクターコメント
こちらは、ピコシュア(ピコフラクショナル)の施術を1回行った症例写真です。デコボコが目立つニキビ跡に加ええ、毛穴の引き締め効果が見られます。
水の森が選ばれる理由
皮膚科専門の医療従事者が施術を担当
水の森ではニキビ跡治療の知識や経験が豊富な皮膚科専門医・スタッフがニキビ跡治療を担当します。患者様のお肌の状態を正しく見極め、あなたにあった最適な治療プランをご提案いたします。
毎日の生活を邪魔しない
当院は完全予約制で、平日・土日*関係なく営業しております。日々忙しくされている方、充実した毎日を過ごされたい方の大切な時間を縛らないよう、効率よくご都合の良いタイミングでご予約・施術を受けていただくことが可能です。
費用が明確 “クリアプライス”
施術に掛かる費用を、全て含んだ金額でご案内しています。HPや広告などで安く見せて、実際にはより高額なプランを勧めることは一切ございません。
施術によっては、一見高く見えることもございますが、実際に他院様と比較した際には、当院の方が安く収まる場合もございます。
2023.11.09
2024.11.21
美容皮膚科
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
医師
水の森美容クリニック 美容皮膚科専門医師
金子 繭子
経歴
平成20年 昭和大学医学部 卒業
平成20年 昭和大学横浜市北部病院
平成22年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
平成24年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成24年 筑西市民病院 形成外科・皮膚科
平成25年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成27年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
令和5年 水の森美容クリニック 美容皮膚科
所属学会
日本形成外科学会専門医
乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師
日本形成外科学会 会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本創傷外科学会 会員
日本乳房オンコプラスティック サージャリー学会 会員