ダーマペンでニキビ跡は消える？効果が実感できる回数や期間について

2023.05.30

2024.04.15

美容皮膚科

ニキビ跡や毛穴を消したくて、ダーマペンでの治療を考えている方へ、効果のあるニキビ跡の種類、改善効果を得られるまでの期間などを解説していきます。

ニキビ跡や毛穴に悩んでいて、治療はダーマペンでよいのか？という疑問を持っている方も是非ご覧下さい。

ダーマペン・ニキビ跡に関する患者様からのお悩み
ニキビ跡治療に効果的なダーマペンについて
ニキビ跡へのダーマペンの施術の流れ
何回で効果が実感出来る？ダーマペンでニキビ跡が消える・薄くなるまで
ダーマペンの効果を上げる！早くニキビ跡を治す方法
水の森美容クリニックで行うニキビ跡へのダーマペン治療の特長
水の森美容クリニックで行うニキビ跡へのダーマペン治療の症例
ダーマペンでのニキビ跡治療についてよくある質問
ダーマペンについてよくある質問
ダーマペン以外のニキビ跡の治し方・赤みを消す方法

ダーマペン・ニキビ跡に関する患者様からのお悩み

学生時代にニキビが沢山できて、ニキビ跡として残ってしまいました。毛穴開きが大きくなったようなニキビ跡です。ニキビ跡にはダーマペンが効果があると聞いたのですが、実際はどうでしょう？

患者様

ニキビ跡がずっとお肌に残ると辛いですね。ニキビ跡にもいくつかの種類があります。それらがダーマペンでの改善するかどうか、解説させていただきます。

銀座院　美容皮膚科ナース　平野

ニキビ跡治療に効果的なダーマペンについて

ニキビ跡はニキビが出来てしまったお肌に跡が残ってしまう状態です。

▼ニキビの原因についてはこちら▼

ニキビ跡にもいくつかの種類があり、ダーマペンで治療出来るニキビ跡は3種類あります。

色素沈着のニキビ跡

色素沈着のニキビ跡は、ターンオーバーによりメラニンを排出して改善するため、ダーマペンの治療が適しています。

ダーマペン治療1度では色素沈着の改善は難しいため、何度か繰り返す必要があります。

クレーター状のニキビ跡

ニキビの炎症によってクレーター状になったニキビ跡も、ダーマペン治療が適しています。クレーター状のニキビ跡や毛穴はダーマペンの針で傷を付ける事によりコラーゲンの生成が促され、肌が真皮からふっくらと再生します。

ダーマペン治療の際にマッサージピールやPQAgeなどの美容成分を併用することにより、肌再生が活性化してより短期間で綺麗な肌になります。

ふくらみのあるニキビ跡

膨らみのあるニキビ跡は、コラーゲン生成が過剰に行われた肌に出来ます。ダーマペンの治療は肌の再生力を高めるため、固く膨れたニキビ跡にも効果的です。

注意！ダーマペンで悪化するニキビ跡

ダーマペンは毛穴を刺激する事により、毛穴再生・ニキビの悪化防止・ニキビ跡改善などの効果がありますが、刺激を与える肌によってはそれを悪化させてしまう危険性もあります。

炎症を起こしているニキビ跡

皮膚ダメージを受けて肌に赤みや腫れのある状態です。炎症をおこしているニキビ跡は敏感なため、ダーマペンの刺激により炎症の悪化や色素沈着をおこす可能性があります。

ニキビの膿が溜まった状態のニキビ

膿の溜まったニキビの場合はダーマペンでニキビを潰して、その針で他の肌に傷を付ける事が想定できます。細菌の付いた針で他の健康な皮膚を刺してしまい細菌が肌全体に広がり炎症が広がる可能性があります。

ニキビ跡へのダーマペンの施術の流れ

肌状態の確認

ニキビ跡の種類を医師または看護師が確認します。ダーマペンにより悪化しないニキビ跡であることを見極める事が大切です。ニキビ跡の種類によってはダーマペン以外の施術をオススメする場合もございます。

※肌状態をより精密に確認したい場合はVISIAによる肌診断がお勧めです。患者様が隠れ持った皮脂腺や毛穴の数が可視化出来ます。

お顔に麻酔を塗る

ダーマペンはお顔に針を刺す施術です。全顔にしっかりと麻酔を塗って、最低20分程置いてしっかりと麻酔を利かせます。麻酔が薄かったり、麻酔を置く時間が短かったりするとダーマペンの施術が必要以上に痛く感じます。施術をする場合には量と時間が大切です。

ダーマペンでお肌に穴を開ける

麻酔を剥がしてダーマペンでお肌に微細な穴をあけます。ダーマペン4の場合は16本の微細な針が毎秒1,920個の穴をあけます。最大深度は3.0㎜。お肌の厚さにより深度を調整して針を当てていきます。

同時にヒアルロン酸を使用する事で、皮膚に十分な水分を与え肌のバリア機能の保湿量を高めつつ、皮膚の修復も促し、炎症を抑える効果や肌のバリア機能を高める効果もあります。

クーリング

ダーマペン施術後は出血なども伴うため、しっかりとクーリングを行います。刺激による炎症を鎮静させ、傷ついたお肌を守るために、十分なバリア保湿をする必要があります。

何回で効果が実感出来る？ダーマペンでニキビ跡が消える・薄くなるまで

ダーマペンの毛穴改善・ニキビ跡改善には個人差が見られます。ニキビ跡や毛穴の現状差や、個々の肌の回復力の差にもよります。

それぞれの肌状態により治療回数や期間が異なりますが、1度の施術で劇的な改善をする事が難しく、平均的に３～５回の施術を推奨しています。

薄めの色素沈着ニキビ跡なら2～3ヶ月（約3回）

色素沈着のニキビ跡はターンオーバーを促すことで、外に排出されます。平均して29日周期でお肌の入れ替わりが起こるため、3週間～1カ月に一度にダーマペンの施術を行う事で、改善がみられるでしょう。

クレーター状のニキビ跡なら3～4ヶ月（約5回）

クレーター状のニキビ跡は皮膚が陥没した状態にあります。皮膚のコラーゲン生成を促し、再生を繰り返すことで凹んだお肌が滑らかに改善します。お肌の再生にはある程度の施術回数が必要となるため最低5回の施術を推奨しております。

膨らみのあるニキビ跡なら2～3ヶ月（約3回）

膨らみのあるニキビ跡はコラーゲン生成が過剰に行われた状態です。ダーマペンの施術をする事でターンオーバーの周期を整え、お肌の状態とニキビ跡を改善します。

ダーマペンの効果を上げる！早くニキビ跡を治す方法

ダーマペンは施術工程やアフターケアにより効果に差が出る施術です。よりニキビ跡改善、毛穴改善に効果を発揮する方法を知っておきましょう。

治療後の適切なアフターケア

ダーマペンの施術はニキビ跡や毛穴改善に効果がありますが、施術自体はお肌に大きなダメージを与えます。術後は日焼けをしないようにしっかりと日焼け止めを塗る、肌に刺激を与えない、保湿をしっかりと行うなど気を付けて過ごしましょう。

美容成分薬剤と併用して、さらに効果アップ

ダーマペンは美容成分薬剤と併用して施術をする事が可能です。施術効果により相性のよい美容成分は異なります。自身のお肌状態にあわせて使用する薬剤を選択する事でより効果を高めると共に、ニキビ跡や毛穴はダーマペンのみの施術時よりも、早く発揮されるでしょう。

正しい生活習慣を整え肌本来の再生力を上げる

お肌の状態は患者様自身の生活習慣や食生活により変化します。肌本来の再生力を上げるためには食生活を整え睡眠をしっかりと取り規則正しい生活を心がけましょう。

焦りは禁物！適切な回数やタイミングを守りましょう。

ダーマペンはお肌に刺激を与えてお肌再生を促す施術です。刺激を与えてお肌が回復する前に施術を繰り返すと肌トラブルの原因となります。施術直後の肌にダーマペンや他施術をする事は避けましょう。ニキビ跡だけではなく大きな色素沈着や皮膚疾患を患う可能性もあります。医療機関の定めた施術間隔を守り正しい施術間隔で施術を行いましょう。