ハイフ(HIFU)は痛い?痛みの強さ・感じやすい部分や抑えるポイントをご紹介
2025.02.20
美容皮膚科

ハイフ(HIFU)治療は、麻酔不要で気軽にリフトアップや顔痩せ効果が期待できる人気の肌治療です。
しかし、施術時の痛みに不安や実際の口コミでも痛みを感じたという内容を目にします。そこで、ハイフの痛みはどのようなものなのか解説いたします。
目次
ハイフは痛いのか?

結論から申し上げると、ハイフの施術で生じる痛みは一般的に我慢できる程度の痛みです。
そのため全く痛みが無いとは言えず、少なからず痛みを感じる治療です。ですが、もちろん個人差がありますので、ほとんど痛みを感じなったという方もいらっしゃれば、施術中に痛みが気になったという方もいらっしゃいます。
そこで、ハイフで感じる痛みはどのようなものなのか?について解説していきます。
ハイフで感じる痛みの種類
ハイフの施術中では、照射する部位や照射パワー、さらには個々人の感覚によって主に以下のような痛みが生じることがあります。
ピリピリ・チクチクする痛み

ハイフは、高密度の超音波を皮膚の下にある皮下脂肪や筋肉(筋膜)といった層に熱エネルギーを照射していく治療法です。
そのため、熱エネルギーは主に筋膜に向けたものですが、皮膚に照射面が当たっているため肌表面や肌の奥の方がピリピリ・チクチクとした痛みや刺激を感じることがあります。
骨に響く鈍い痛み
加えて、骨に響くような鈍い痛みも感じる方が多くいらっしゃいます。
先述の通り、ハイフは皮下脂肪や筋膜といった皮下組織に照射しているのにも関わらず、なぜこのような痛みを感じるのでしょうか?
その原因として、超音波を吸収する際に生じる熱反応が挙げられます。

ハイフは、光治療やCO2レザー治療など他治療と比べて、皮下組織深くの筋膜まで熱エネルギーを当てることができます。
その際、筋膜に吸収されなかった一部の超音波が骨の骨膜に届いてしまい、骨膜の神経が刺激を感じることで骨に響く鈍い痛みとなるのです。
痛みの強弱に影響を与える要因
ハイフで感じる痛みは、患者様1人ひとりの個人差だけが要因ではありません。痛みに影響を与える代表的な要因を3つ挙げていきます。
照射出力(パワー)の強さ
1つ目は、照射する超音波(熱エネルギー)の強さです。
当然、照射エネルギーを強くればより一層効果を実感できる可能性も上がりますが、むやみに出力を上げてしまうと施術時の痛みが強くなるだけでなく、術後の腫れ・火傷といった副反応のリスクが高まります。
「照射出力が強い≒施術効果が高い」と安易に考えず、お肌の状態に合った適切な強さで行うことが重要です。
照射の深さ(深度)
2つ目は、照射する深さです。

ほとんどのクリニックでは、2.0mm・3.0mm・4.5mmなど照射する深さに応じたカートリッジがあり、たるみの度合い・お顔や肌の状態に応じて使い分けされています。1.5mmは浅い層、4.5mmは深い筋膜層にまで届き、4.5mmカートリッジの方が痛みを感じやすいです。
ですが、適切な判断とカートリッジの使い分け、さらに照射技術が行えていないとより一層痛みを強く感じてしまう可能性があります。
照射する部位
3つ目は、ハイフを照射する部位です。
照射する部位によって痛みが変わるのは、皮膚や脂肪の厚さも影響します。当然、皮膚が薄い部分は痛みを感じやすくなります。
特に痛みを感じやすい部位は、頬(頬骨付近)・目元・フェイスラインの骨部分です。いずれも皮膚が薄かったり脂肪が少ない部位のため、骨に響く痛みやチクチクとした痛みを感じやすくなります。
ハイフの痛みはどのくらい続くのか?
ハイフによる痛みには、個人差がありますが術後どのくらい続くのでしょうか。
まず、ハイフの術後に生じるダウンタイムはほとんどありません。筋肉痛のような痛みのほか、まれに内出血・腫れ・しびれといった症状が生じる場合がありますが、いずれも術後数日~数週間で改善されます。そのため周囲からも施術したことはバレにくく、術後の日常生活にも影響はほとんどありません。
ハイフの痛みを抑えるポイント
術後の痛みがすぐに改善されるとはいえ、なるべく痛みの少ない施術を受けたい方も多いはずです。そこで、痛みを抑えるポイントをご紹介いたします。
最新機器を使用しているクリニックを選ぶ
昨今では美容クリニック・美容皮膚科など、ハイフを受けられる場所が数多くあります。しかし、どの店舗でも同じ機器を使用しているわけではなく、最新の機器を使用しているクリニックもあれば古い機器のままというところもあります。
痛みや不快感の改善が進んでいる最新のハイフ機器に対して、古い機器は性能が劣ることもあるため痛みを感じやすい可能性があります。
適切な出力調整・照射方法で行う

先ほども挙げたように、ハイフの照射出力を調整することで痛みを抑えることができます。
施術前・施術中とお顔の状態を十分に確認し、常に痛みの状態を確認しながら施術を行うことで痛み・不快感の少ない施術を受けることができます。
そのためにも、決して我慢をすることなく医師や施術スタッフに痛みの度合いや希望をしっかり伝えることが大切です。
実績・経験豊富なクリニックを選ぶ
特に重要なポイントといっても過言ではないのが、クリニック選びです。
わかりやすい部分ですと、症例数や皮膚科専門医師の所属有無、カウンセリングの時間が十分に確保されているかといった点です。

加えて見極めていただきたいのが、【医療ハイフ治療かエステハイフか】です。
医療用ハイフとエステハイフでは取り扱う機械が違います。医療用ハイフは「焦点式」ハイフ、エステハイフは「蓄熱式」ハイフです。機械の構造なども異なるのですが、簡単な違いとしては出力される照射パワーです。
医療用ハイフは高出力で照射し、効果も実感しやすい一方、エステハイフは医療従事者以外でも操作ができるよう出力が弱く、効果もそれほど大きくないのです。
加えて、エステハイフのリスクにエステティシャンが施術を行う点が挙げられます。エステ自体が医療機関ではないため、万が一トラブルがあった際、その場で医師が対応できません。さらに、医療の知識が少ない施術者を行ってしまうと、重要な神経などを傷つけてしまう可能性もあるため注意しましょう。
水の森美容クリニックの医療用ハイフ(HIFU)
当院では、経験豊富な美容皮膚科医師・皮膚科専門看護師が最新の医療用ハイフ機器を使用し、安心・安全・高品質なハイフ治療をご提供しております。
最先端医療用ハイフを採用

当院では、ウルトラフォーマーMPTという最新医療用ハイフを利用しています。ハイフ特有のジリジリとした痛み・熱感を、不快感の少ない短時間で施術が可能です。
また、患者様1人ひとりのお肌の状態に応じ、専用カートリッジの取り替えることで照射位置(角度)・超音波の出力の調整ができ、安全かつ確実な施術が可能です。
経験豊富な専門スタッフが対応

肌だけでなく、解剖学を熟知した医療従事者が、1人ひとりの脂肪・筋肉・骨格・皮膚などをカウンセリングで丁寧に確認を行います。

また、コース契約の場合は初回・最終回に3D肌解析VISIAで撮影し変化を確認できます。(通常3,300円)どのくらい変化があったのか感覚的ではなくお写真でみることができます。

そしてマニュアル通りではなく、脂肪の付き具合や骨格などに合わせて重点的な照射や照射数の調整を患者様ごとオーダーメイドで対応いたします。
また、 当院では、HPや広告で掲載している最大ショット数での施術をお約束いたします。 「全顔+顎下 680ショット」のメニューでは、お顔の状態に合わせて最大ショット数で効果的なアプローチを行っていきます。
術後のアフターケアも充実

当院では、厳選したドクターズコスメを施術の最後にお仕上げを行います。特にハイフ治療では、術後に肌が乾燥しやすく保湿ケアが必須です。追加料金は無く、術後すぐに保湿ケアも行うことでより良い仕上がりに繋がります。
CLASSYS社からも表彰

水の森美容クリニックは、ウルトラフォーマーMPTの技術及び日本の美容医療への貢献についてCLASSYS社より総合部門でアワードを受賞しました。当院の施術技術・知見などが高く認められています。
ハイフの症例写真



医療用ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)の料金・リスク・副作用
▹施術費用:¥¥89,800(税込)※全顔+顎下(680ショット)
▹リスク・副作用:鈍痛・筋肉痛のような痛み・腫れ・赤み
2025.02.19
2025.02.20
美容皮膚科
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医

医師
水の森美容クリニック 美容皮膚科専門医師
金子 繭子
経歴
平成20年 昭和大学医学部 卒業
平成20年 昭和大学横浜市北部病院
平成22年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
平成24年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成24年 筑西市民病院 形成外科・皮膚科
平成25年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成27年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
令和5年 水の森美容クリニック 美容皮膚科
所属学会
日本形成外科学会専門医
乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師
日本形成外科学会 会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本創傷外科学会 会員
日本乳房オンコプラスティック サージャリー学会 会員
