ハイドラフェイシャルとハイドラブースターの違い!医療機器でないのはどっち?
2024.02.22
2024.11.21
美容皮膚科
肌や毛穴のディープクレンジングで人気のあるハイドラ機器、色々な名前の機器がありますが、その差は何かご存知でしょうか?本日はハイドラブースター・ハイドラフェイシャル・ハイドラジェントルについてご紹介したいと思います。是非、機械選びの参考にして見て下さい。
目次
ハイドラとは?
ハイドラは美容成分やピーリング剤を水流にしてお肌の角質や角栓を吸引洗浄する機器の名前に用いられています。機器の主な機能に大きな違いはありませんが、製造国や特性、医療機器やそうでないものなど様々です。
ハイドラ機器
ハイドラ機器で有名な3機種を紹介します。
ハイドラフェイシャル
製造:アメリカ:Edge Systems社
認可:あり(米国FDA)
医療機器:✖
特長:
・米国で特許を取得した「ボルテックス フュージョン テクノロジー」技術(特殊なチップの使用と、独自の吸引力により、渦巻き水流が発生して肌の不順物を除去し、美容液を肌に浸透させる技術)によって、ホームケアでは取れない毛穴の汚れを除去しながら、保湿成分を含む美容液を肌に浸透させます。
ハイドラブースター
製造:韓国 CLASSYS社
認可:なし
医療機器:〇
特長:
・独自のアクアダイヤモンドチップで肌の角質を剥離しながらトルネード水流にのせ、余分な汚れを取り除くと共に、有効成分を肌に浸透させます。
・真空補助マイクロニードルのハンドピースでは小さな針で表皮に穴を開け、薬剤を深層に浸透させる事と共に創傷治癒の力でコラーゲン生成を促します。
ハイドラジェントル
製造:韓国:Eunsung社
認可:なし
医療機器:✖
特長:
・専用薬剤は全て日本で製造されているいるため、角質層が厚めの日本人に効果が期待できます。
・水流がトルネード状に作り出され、ピーリング剤や美容液を肌に流しあてることが出来る。
医療機器とそうでないものの違い
医療機器か否かについては、機器の持つ特性で分かれます。
例えばレーザー機器などは、出力の一定基準値を超えた場合に医療機関扱いとなります。
今回ご紹介した3つのハイドラ機器の中では【ハイドラブースター】が医療機器として、医療機関での使用を求められています。
他の機器との違いは何でしょうか?
ハイドラブースターとハイドラフェイシャル・ハイドラジェントルの違い
ハイドラブースターの他との違いはアクアマイクロフォーカスニードルというハンドピースです。
ハイドラブースターには3種類の治療ハンドピースがありますが、そのうちの1つが【アクアマイクロフォーカスニードル】といって小さな針の付いたローラーが装着されています。
水流にのって針のついたローラーが回転し、表皮に穴を開けながら水流で薬剤を肌の深層に流し込み浸ます。そして、針で傷ついた表皮が治癒する力で肌のコラーゲン生成が促されます。
このマイクロフォーカスニードルに針が使われていることによりハイドラブースターは医療機器として扱われています。
医療機器のメリット
医療機器であるハイドラブースターはエステなどで受ける事は出来ません。
医療機関のみでの施術が可能となり、医療従事者が機器を取り扱います。機器効果も最大限に発揮出来ると共に、術後に何かトラブルがあった場合でも医療目線での解決が出来るのでおすすめです。
ピーリング剤や吸引威力
使用されるピーリング剤や吸引威力は機器ごとに異なります。
肌質に合わせて選べるピーリング剤があるのは、どのハイドラ機器にも言える様です。
ピーリング剤には肌の相性もあるため、相性の良いピーリング剤に出会えるよういくつかの機械で施術をうけてみるのもよいかもしれません。
また、毛穴の開きが気になっている方は、開いた毛穴の回復を促すことも出来る、針(マイクロフォーカスニードル)のハンドピースが搭載されたハイドラブースターがオススメです。
2024.02.22
2024.11.21
美容皮膚科
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
医師
水の森美容クリニック 美容皮膚科専門医師
金子 繭子
経歴
平成20年 昭和大学医学部 卒業
平成20年 昭和大学横浜市北部病院
平成22年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
平成24年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成24年 筑西市民病院 形成外科・皮膚科
平成25年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成27年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
令和5年 水の森美容クリニック 美容皮膚科
所属学会
日本形成外科学会専門医
乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師
日本形成外科学会 会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本創傷外科学会 会員
日本乳房オンコプラスティック サージャリー学会 会員