シミ取りレーザーで失敗！？綺麗にシミを取るポイント｜シミの種類と治療方法

長年の紫外線により出来てしまったシミはレーザーで取るという時代になりました。

シミ取りレーザーが一般的になりつつも、レーザーの種類や打ち方、術後のケアによって、お顔のシミが悪化してしまう場合もあります。

今回の記事では、シミ取りレーザーを有効に受けるための治療選択のポイントをお伝えします。

シミ取りレーザーの機械

シミ取りレーザーにはナノレーザーとピコレーザーといった種類があります。ピコやナノは照射秒数の単位を表します。

Qスイッチレーザー（ナノレーザー）

従来のシミ治療で使われていた機器。10億分の1秒でシミの元を照射します。

ピコレーザー

ナノレーザーの1/10秒である1兆分の1秒で照射します。照射時に発生する熱を抑え、痛み・皮膚へのダメージを最小限に抑える事が可能となり、効果が最大限発揮されます。

シミの種類

シミには大きく分けて６種類のシミがあります。

老人性色素斑

一般的に皆さんが悩まれるシミです。30代の方に多く、茶色く大きさは様々で、年齢と共に色が濃くなったり複数箇所に増えていきます。本来は平らなものですが、膨らみが出てくると脂漏性角化症に発展する場合もあります。

老人性色素斑の原因

老人性色素斑の主な原因は紫外線です。

幼い頃からのライフスタイルや体質が大きく影響します。紫外線を多く浴びる方やメラニンを溜めやすい方は年齢とともにシミが増えていきます。

そばかす

そばかすは幼少期から発生する方もおり、遺伝も関係すると言われています。左右対称に頬から鼻にかけて薄い茶褐色の2.3㎜のしみが多発します。

そばかすの原因

前述したとおり、遺伝によるものが多く、老人性色素班よりも幼いころから発生するのが特徴です。

肝斑

肝斑は30代頃から頬骨あたりに左右対称に発生します。もやもやした見た目で、60代以降の方は薄くなるという傾向があります。

肝斑の原因

確実ではありませんが、妊娠や出産後に発生する方も多く、女性ホルモンの影響ではないかといわれています。紫外線や肌への物理的な刺激も悪化の要因になります。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス）

ADMは後天性のアザの一種で肌の真皮層に発症します。茶褐色のシミとは異なり灰色・青色といった色が特徴的です。

ADMの原因

遺伝の影響が大きく、ホルモンバランスが乱れる事により悪化します。

色素沈着

様々な種類の色素沈着がありますが、中でも多いのが炎症性色素沈着です。ニキビや虫刺され、アトピー体質の方など傷や炎症が治癒した後に跡となってしまいます。

ターンオーバーにより治る方もいらっしゃいますが、アトピーなど断続的に炎症と色素沈着を繰り返す場合は身体に残ってしまう場合が多いです。

色素沈着の原因

上記でも述べた通り、ニキビや虫刺され、アトピーなどにより傷や炎症が治癒した跡が原因です。

肌は炎症が起きた際に肌を再生するために細胞を作ります。その際にメラニン色素が多く生成されて色素沈着となってしまいます。

脂漏性角化症（色素を伴うイボ）

30代以降の方に多く見られる色素を伴うイボのようなものです。こめかみやフェイスラインに多く発生し、膨らみがあるものないもの両方見られます。

脂漏性角化症の原因

老人性色素斑と同様に紫外線の蓄積や生活のなかでの摩擦により発生します。

それぞれのシミの治療

シミの種類それぞれに特性があるため、治療法も様々です。シミの種類により誤った治療を選択してしまうと、かえってシミが濃くなってしまう可能性があります。治療選択を誤らないように代表的なシミへのオススメの治療をご紹介します。

老人性色素斑におすすめの治療法

• ピコレーザー（ピコスポット）　　

• ピコレーザー（ピコトーニング）

• ドクターズコスメ

そばかすにおすすめの治療法

• ピコレーザー（ピコスポット）　

• ピコレーザー（ピコトーニング）

• ドクターズコスメ

肝斑におすすめの治療法

• ピコレーザー（ピコトーニング）

• ドクターズコスメ

• ケミカルピーリング

• レチノールピール

ピコレーザー（ピコシュア）

ピコレーザーは幾つかのシミ治療において有効な選択網となります。ピコレーザーも色々な機器がありますが、水の森美容クリニックで扱っている【ピコシュア】についてご紹介します。

ピコシュアはレーザー業界最大手の米国サイノシュア社の開発した、世界初の医療用ピコ秒レーザーです。

ピコレーザーを搭載する機器は多々ある中、波長においても効果と安全性が認められ、FDA（米国の厚生労働省）でしみ・そばかす・ADMなどの色素班除去、しわ改善・ニキビ跡改善における認可を取得している医療機器です。

機器で迷われる事もあると思いますが、FDAなどの省庁に承認されている機器を選択することで、治療の安全性も高まります。

ピコシュアと他のピコレーザー機器の違い

ピコレーザーの機器にはいくつか種類があります。

ピコレーザーで代表的な・ピコシュア・ピコウェイ・エンライトンⅢの違いについて記載しております。

同じピコ秒レーザーであっても波長が異なることで、シミの周りの組織に影響を与えることなく、ポイントとなるシミに集中してアプローチする事が出来ます。

シミ治療方法の選び方

シミ治療の選択は、肌のどの深さにシミが潜んでいるかなどがとても重要な情報となります。

肌表面から目視では確認できないため、シミ治療選択の際に肌診断機の診断を受けることも的確に最短でシミを治すために必要です。

肌診断機VISIAでは肌にシミがどのくらいあるか？また、まだ表面に出てきていないシミ予備軍も確認する事が出来ます。シミの種類を診断する事により、適応となる治療選択もより的確となります。

シミ治療のクリニックの選び方

シミ治療をお考えの方は、まずは肌診断機と医学的知見のある医師のいるクリニックを選択しましょう。その上で、治療の選択網があるクリニックというのも重要です。

肌状態とライフスタイルに合わせた治療計画を提案出来るクリニックかどうかも重要なポイントです。

ご自身のシミが何のシミなのか理解して、的確な治療を選択して、綺麗なお肌をてにいれましょう。