肌のたるみの原因とは?光老化・紫外線との関係について解説
2023.08.08
2024.11.22
美容皮膚科
しわやたるみの原因といえば、主に加齢や筋肉の衰え、皮下脂肪の増減などが挙げられます。
一方で、紫外線もしわ・たるみの原因になっているということをご存じでしょうか?特に、男性はあまりピンと来ていない方も多いはずです。
そこで今回は、紫外線を正しく理解し、シミだけでなくしわ・たるみの原因となり光老化を引き起こすメカニズムや具体的な対策方法、そして生じてしまったしわ・たるみの改善方法について解説していきます。
目次
紫外線とは
実は紫外線には種類があり、その種類ごとにピークとなる季節や肌への影響が異なることはご存じでしたでしょうか?
太陽から発せられる光の中に紫外線が含まれているのですが、その紫外線の中でもさらにUVA・UVB・UBCと3種類に分かれます。
UBCは、地上に到達する前にオゾン層で吸収されてしまいますが、UVAとUVBは人間の肌に影響を与える紫外線です。
紫外線A波(UVA)
先ほどの図のように、紫外線A波(UVA)は人間の皮膚の深層にまで到達します。肌の深層には、真皮と呼ばれるコラーゲンやエラスチンなど肌のハリ・ツヤを保つ美容成分を生成する層があります。
この真皮層までUVAの紫外線が届くと、生成機能に悪影響が及びしわ・たるみを引き起こしてしまいます。
また、UVAは夏だけ強いものではなく4月~9月頃まで多く降り注ぐため、春先など知らず知らずのうちに肌に影響を与える紫外線です。
紫外線B波(UVB)
紫外線B波(UVB)は、端的にいうと夏の紫外線です。
こちらは皮膚奥深くまでは届かず、表皮からメラノサイトと呼ばれる組織にまで影響を与えます。このメラノサイトがUVBに刺激されることで、シミやそばかすなどを引き起こします。また、目に見える症状としてヒリヒリとした日焼けや炎症が挙げられます。
UVBも春先から徐々に増え始め、気温が上がり始める5月から一気に増えて8月~9月にピークを迎えます。
つまり、紫外線は夏の暑い時期だけのものではなく、1年を通じて注意すべきものなのです。
紫外線を防ぐ方法・対策
先述の通り、紫外線は肌や皮下組織へさまざまな悪影響をもたらします。また、年々紫外線が地上に降り注ぐ量も強まっていると言われており、肌を守り将来的な影響を防ぐためにも紫外線対策が大変重要です。
そこで、紫外線の対策方法についてもご紹介いたします。
日焼け止め
紫外線や日焼け対策と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、日焼け止めではないでしょうか?昨今では、美肌・美白男子などの注目もあり、男性でも日焼け止めが必須アイテムになりつつあります。
普段使い慣れている方はご存じかと思いますが、実は日焼け止めには先ほどのUVA・UVBそれぞれに効果のある製品があります。その見分け方として、紫外線防止力を示す「指標」について解説いたします。
SPF(UVBを防ぐ)
SPFは、UVBの紫外線をどのくらい防ぐかを示す数値です。数値は2~50で示され、最大値は50+です。
SPFの数値は、肌に受ける紫外線の量を「1/SPF数値」にするという意味です。つまり、SPF20の場合には、1/20=95%カットという意味になります。
また、一定の数値を超えると効果にあまり差がなくなるため、やみくもにSPF値の高いものを使用すれば良いというわけでもありません。
肌を黒くしたくない場合や赤く火照りたくないなどの際に、SPF値を確認して日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
PA(UVAを防ぐ)
PAは、UVAの紫外線をどのくらい防ぐかを示す数値です。指標は、PA+~PA++++の4つの段階で表されます。PA値は数値化できない指標のため、PA+(効果がある)・PA++(効果がかなりある)・PA+++(効果が非常にある)・PA++++(効果が極めて高い)と評されます。
帽子・日傘・サングラスなどの対策グッズ
帽子や日傘・サングラス・手袋など肌を覆うアイテムも日焼け対策には有効です。
帽子や日傘は太陽からの直射日光を防ぐことはできますが、アスファルトや壁などから反射する反射光はカバーしきれません。もちろん紫外線は、この反射光にも含まれています。
そこで、サングラスや手袋などでカバーしきれない部分を対策するのもおすすめです。
紫外線で生じたしわ・たるみの改善方法
先述の通りUVAの紫外線は、肌ハリ・ツヤを支えるコラーゲンやエラスチンの生成機能に悪影響を与えいて、しわ・たるみを引き起こします。
生じてしまったしわ・たるみの改善を自らセルフケアで行おうとしても限界があります。そこで、美容医療による治療がおすすめです。1人ひとりのお肌の状態を丁寧に確認し、最新の機器で効率よく効果的なしわ・たるみ改善が期待できます。
そこで、しわ・たるみ改善に適した施術をご紹介いたします。
医療ハイフ(HIFU)
ハイフ(HIFU)とは、高密度の超音波を皮膚の奥深くの層へ照射し、熱を与えることで肌の引き締めともにコラーゲンやエラスチンの生成を促す治療です。
ハイフは真皮層に熱を与えて真皮層の自然治癒が活性化を促し、コラーゲンなどの成分生成を促す効果が期待できます。また、さらに奥の皮下組織や筋膜の層にまでアプローチするため、他の施術に比べて根本からのリフトアップを促します。
ハイフには、医療従事者が行う安全性と効果の高い医療ハイフと、エステサロンで受けられる手軽なエステハイフの大きく2種類あります。
エステハイフは、安全性が担保できない点や効果があまりという場合もあるため注意が必要です。医療ハイフとエステハイフの違いや、注意点・リスクなどを別記事でもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
エステハイフと医療ハイフの違いを徹底比較!効果維持力や安全性でのおすすめは?
ピコレーザー(ピコフラクショナル)
ピコレーザーとは、ピコ秒と呼ばれるナノ秒の1000分の1秒という短い照射時間で、小さな粒子(シミ)の色素を破壊し、シミ・小じわ・ニキビ跡など肌質改善に効果が期待できる機械です。当院では、ピコシュアという機器を使用しております。
ピコレーザーは、ピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコスポットと大きく3つの施術が可能で、その中でピコフラクショナルは小じわの改善に効果が期待できます。肌の表面に微細な穴を開けて皮膚のターンオーバーを促します。また、コラーゲンやエラスチンの生成も促進するため、肌のハリ・つや改善にもアプローチ可能です。
ピコレーザー治療については、こちらの記事でも詳しくご紹介しておりますのでご覧ください
初めてのしわ・たるみ治療は医療ハイフがおすすめ
特に初めてしわ・たるみ治療をご検討中の方には、医療ハイフがおすすめです。
医療ハイフは、メスや針を一切使用しないので術後に傷跡が残りません。また、ダウンタイムと呼ばれる術後の副作用や痛み、赤みなどの症状も少なく初心者でも比較的安心して受けていただける施術です。
水の森美容クリニックは医療ハイフ
当院の美容皮膚科では、専門の知識と実績を積んだ医療従事者がハイフ治療を担当いたします。また、徹底した安全管理体制と最新の機器で安心・安全な施術を行っております。
最新のハイフ機器で安全に確かな効果
当院では、最新のハイフ機器「ウルトラフォーマ―MPT」を使用しています。従来機器に比べ、施術中の痛みや不快感、熱感を軽減しつつ、高密度・高パワーの照射と肌に合わせたカートリッジ変更が可能で、患者様の負担を減らし、確実なリフトアップ効果が期待できます。
肌の状態と前後の変化を可視化
また当院では、施術初回と最終回で3D肌分析装置「VISIA」を使用して、施術前のお肌の状態やハイフの効果を可視化します。
ダウンタイムや周囲の視線も気になりにくい
基本的に、ハイフは皮膚に傷を残さない治療のため術後のダウンタイムもほとんど無く、周りにも気づかれにくい施術です。
当院では、最新のウルトラフォーマ―MPTと十分な技術を持つスタッフが施術を行うため、術後の負担をより残さないアプローチが可能です。施術後にご予定がある場合でも、気にすることなくハイフを受けていただくことができます。
水の森の医療ハイフの症例写真
ドクターコメント
こちらは医療HIFU全顔+顎下(680ショット)を行なった男性の患者様の症例です。
当院では、医療用ハイフを導入しているクリニックにおいて、最高水準のショット数 680ショット(全顔+顎下)で施術を行っております。フェイスラインや二重あごなど、気になるお悩みに効果が期待できます。
ドクターコメント
医療用HIFU(ハイフ) ウルトラフォーマーMPT ※全顔+顎下(680ショット)の施術をされた患者様の症例写真です。輪郭がシュッと変化し、両頬にも引き締め・リフトアップ効果が見られます。
ドクターコメント
医療用HIFU(ハイフ) ウルトラフォーマーMPT ※全顔+顎下(680ショット)の施術をされた患者様の症例写真です。フェイスラインが綺麗にスッキリとし、口元のもたつきも解消されています。
水の森美容クリニック 竹江総院長が実際にハイフ治療を受け、効果や術後の痛みなどについてまとめた動画もぜひご覧ください。
水の森美容クリニックが選ばれる理由
施術は効率と効果を追求
水の森は、院全体で「患者様中心主義」を掲げており、患者様に最適な治療のご提案と効果の実感に全力を注いでおります。売上を稼ぐだけの非効率で非科学的で、効果の乏しい治療は一切行わず、科学的根拠を元に最善の治療を行います。
毎日の生活を邪魔しない
当院は完全予約制で、平日・土日*関係なく営業しております。日々忙しくされている方、充実した毎日を過ごされたい方の大切な時間を縛らないよう、効率よくご都合の良いタイミングでご予約・施術を受けていただくことが可能です。
しつこい営業・勧誘はしない
美容クリニックと聞くと、HPや基本料金から2~3倍と料金を吊り上げられたり、しつこい勧誘で帰れないといった印象はありませんでしょうか?
水の森は、営業・勧誘行為はもちろん料金の吊り上げも一切ございません。オプションメニューについても、患者様のご希望を確認のうえご提案、ご了承を得て追加いたします。
メンズ美容専門サイト開設中!たるみケアの詳しい情報もご覧いただけます。
2023.08.08
2024.11.22
美容皮膚科
監修医情報
医師
水の森美容クリニック 総院長 竹江 渉
経歴
平成10年 東京医科大学医学部卒業
平成18年2月 水の森美容クリニック開院
所属学会
麻酔科標榜医
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医
医師
水の森美容クリニック 美容皮膚科専門医師
金子 繭子
経歴
平成20年 昭和大学医学部 卒業
平成20年 昭和大学横浜市北部病院
平成22年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
平成24年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成24年 筑西市民病院 形成外科・皮膚科
平成25年 日本医科大学付属病院 形成外科
平成27年 日本医科大学武蔵小杉病院 形成外科
令和5年 水の森美容クリニック 美容皮膚科
所属学会
日本形成外科学会専門医
乳房再建エキスパンダーインプラント責任医師
日本形成外科学会 会員
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本創傷外科学会 会員
日本乳房オンコプラスティック サージャリー学会 会員