渋谷院院長 古村医師 インタビュー

【顔の脂肪吸引×エラボトックス】水の森の“小顔セット”はなぜ人気なのか

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お顔の脂肪吸引のリスクと術後のダウンタイム、リバウンドなどについて

お顔の脂肪吸引のリスクと術後のダウンタイム、リバウンドなどについて_渋谷院院長 古村 陽典医師

ではまず、お顔の脂肪吸引のダウンタイムについて教えてください

古村最初の1~2週間は腫れ、内出血、むくみが出ます。数週間~約1か月は拘縮といって患部が硬くなる反応が生じます。患部が治癒する過程で生じる反応で、触ったら硬く、皮膚が突っ張ったような感覚がありますが、見た目は特に問題ありません。
稀ですが、患部を触った感覚が鈍かったり、ピリピリするような感覚があったり、口周りの動きに違和感が出る方もいらっしゃいます。
そういった症状が落ち着いて3か月で完成となります。

お顔の脂肪吸引の術後の痛みはどのような感じですか

古村ほかの体の部位と違い、顔の脂肪吸引では強い痛みを訴えられる方は少ないです。鎮痛薬は一切飲まなかったという方もよくいらっしゃいます。ただ、先述した拘縮が始まると、皮膚が突っ張って違和感や軽い痛みを感じる可能性はあるかと思います。

お顔の脂肪吸引のリスクと、それぞれへの対処法を教えてください

古村そこまで大きなリスクはありませんが、稀にあることとしては神経障害や患部の多毛化が挙げられます。神経障害はピリピリするような感覚があったり、触った感覚が鈍かったり、口周りの動きに違和感が出ます。症状の強さによっては飲み薬をお渡しすることがありますが、多くの場合は自然に改善します。
多毛化は、患部がダメージを受けたことによる防御反応で毛が濃くなることですが、極めて稀です。対処法はレーザー等で脱毛していただくことになります。

お顔の脂肪吸引の術後は、どの程度のお休み期間が必要ですか

古村過去に僕の患者様で、翌日からお仕事に出勤された方もいらっしゃったので、絶対にお休みが必要というわけではありません。ただ、術後1週間は傷口に糸が付いたままであり、腫れ・内出血・むくみも強い時期であるため、1週間前後はお休みがあったほうがよいのでは、と思います。

お顔の脂肪吸引の圧迫はいつまで必要ですか

古村フェイスバンテージによる圧迫は、最初の24時間とそれ以降特に最初の1~2週間は可能な範囲で圧迫を続けていただいたほうが良いです。外出時に装着したままというのは難しいかと思いますので、在宅時は必ず装着するようにお願いしています。フェイスバンテージの装着は頑張れる方で、最長1か月お願いしています。

一度お顔の脂肪吸引をすれば、リバウンドの心配はありませんか

古村基本的にリバウンドの心配はいりません。脂肪吸引は脂肪細胞を崩して吸引します。壊れた脂肪細胞はほぼ再生しないため、リバウンドの可能性は低いです。
トウモロコシを例に挙げて説明します。ダイエットはトウモロコシの一粒一粒が小さくなる変化です。結果としてトウモロコシは細く見えますが、粒の数は減っていません。そのため、再度体重が増加して一粒一粒が大きくなると、元のトウモロコシに戻ってしまいます。これがリバウンドです。
しかし、脂肪吸引はトウモロコシの粒を丸ごと刈り取ってしまうイメージです。ですので、脂肪吸引後に体重が再度増加しても、大きくなる粒がそもそも存在しないため、脂肪吸引した部位が太く戻ることはない、ということになります。

お顔の脂肪吸引後に、お顔のHIFUやRFを受けても問題ないですか

古村はい。問題ありません。ただ、拘縮が改善してからのほうがHIFU等の施術の効果を実感しやすいと思いますので、脂肪吸引後3か月は空けていただくことをお勧めします。

本日はたくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました。それでは最後に、脂肪吸引をお考えの方に一言メッセージをお願いします。

古村お顔の脂肪吸引は、美容外科医が比較的早い段階で習得する手術ですが、解剖を熟知し正しく施術をしないと大きな事故に繋がる可能性があります。最近でも、お顔の脂肪吸引による大きな事故が数件ありました。「今日契約したら安くなる」などの言葉に惑わされることなく、信頼して任せられる医師を見つけてください。もちろん、当院や僕を信頼してお越しいただいた方には、精一杯対応させていただきますので、ぜひカウンセリングにてお待ちしております。

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